川島幸希とは? わかりやすく解説

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川島幸希

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 06:17 UTC 版)

川島 幸希(かわしま こうき、1960年12月21日[1] - )は、日本近代文学研究者、古書収集家。学校法人秀明学園理事長、秀明大学名誉学長。旧姓は引田。

来歴・人物

東京都生まれ。父の実家は群馬県高崎市だった[2]慶應義塾高等学校を経て、東京大学文学部を卒業した。卒業後、約2年間中曽根康弘の秘書を務めた経験を持つ[2]

秀明学園中学校、高校の校長を経て秀明大学教授。2024年3月まで秀明大学学長。日本近代文学初版本の蒐集家で研究家[2]。2019年の報道では、初版本蒐集はすでに「引退した」と述べている[2]

2021年12月に前橋文学館萩原朔太郎の第一詩集『月に吠える』の初版無削除版を寄贈[3]。2022年1月から同館で一般向けに公開された[4]。これにより翌2023年4月に紺綬褒章を受賞している[5]

著書

  • 『署名本の世界 漱石・鷗外から太宰・中也まで』 日本古書通信社 1998
  • 『英語教師 夏目漱石新潮選書 2000
  • 『英語だいすき これで成功した!小学生の英語勉強術』新潮社 2000
  • 『スーパーエリートを育てる小学生からの勉強法』講談社 2001
  • 『書き写したい言葉 漱石の巻』新潮社 2002
  • 『初版本講義』日本古書通信社 2002
  • 『この家庭学習法が小学生の学力を伸ばす 親がしなければならないこと、してはいけないこと』二見書房 2004
  • 『署名本は語る』人魚書房 2005
  • 『初版本伝説』人魚書房 2009  
  • 『国語教科書の闇』新潮新書 2013 
  • 『私がこだわった初版本』人魚倶楽部 2013
  • 『川島幸希初版本著書目録』人魚倶楽部 2014
  • 『近代文学署名本三十選』日本古書通信社 2019
  • 『直筆の漱石 発掘された文豪のお宝』新潮選書 2019
  • 『140字の文豪たち』秀明大学出版会 2020
  • 『初版本解読』日本古書通信社 2021
  • 『太宰治『晩年』の署名本』2023

脚注

  1. ^ https://twitter.com/signbonbon/status/1340968535200210945
  2. ^ a b c d “「月に吠える」 初版無削除版への渇望”. 朝日新聞. (2019年3月15日). http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20190315101060001.html 2020年7月4日閲覧。 
  3. ^ 前橋文学館https://www.maebashibungakukan.jp/info/4923.html
  4. ^ 産経新聞https://www.sankei.com/article/20220129-BMXL55TWE5K3XKBJWIMJTUIJ6I/
  5. ^ 群馬テレビニュースhttps://news.livedoor.com/article/detail/24059531/

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