岩屋商店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 02:43 UTC 版)
岩屋商店街
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所在地 | 兵庫県淡路市岩屋 |
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岩屋商店街(いわやしょうてんがseraiい)は、兵庫県淡路市岩屋に存在する商店街。昭和の雰囲気を色濃く残す商店街として知られる[1]。
概要
岩屋は淡路島の最北端に位置する漁師町で、フェリーが就航していた頃は岩屋港が、1998年4月15日の、明石海峡大橋開通後は現在同地区に位置する淡路インターチェンジが島の玄関口となっている。岩屋港の賑わいと同時に栄えた商店街で、約500mほど距離があるが、この間に最盛期には10軒ほどのお好み焼き屋があったという。2012年の明石淡路フェリーの廃止に伴い、急速に衰退したが、2023年現在、レトロな銭湯として知られる扇湯をはじめ、和菓子店、喫茶店、すし店、その他飲食店、1軒のスーパーなどを中心として営業を続けている。商店街の両端には古風なゲートが残る[2][3][4]。昭和初期には開業していたと推測され、瓦屋根の建物の正面に洋風装飾を施した「看板建築」である扇湯は特に存在感が著しい[5]。
2018年頃には、松本康治が、閉店となった角店の「八百年」という名の八百屋を土曜日だけ借り受けて、淡路島の平岡農園のレモンを氷の代わりに凍らせて使用した『淡路島ハイボール』の提供を開始。何杯でも注ぎ足して飲めることで好評であった[6]。この店は2020年10月で閉店し[7]、『淡路島ハイボール』はその後、「扇湯」併設の店に引き継がれた。
脚注
- ^ “「懐かしき風景16 兵庫県淡路市岩屋 - サライ”. 2023年9月11日閲覧。
- ^ “岩屋商店街 淡路淡路島観光協協会”. 2023年3月10日閲覧。
- ^ “レトロ銭湯がよみがえる 淡路島・岩屋「扇湯」へ 13分の海峡タイムトリップ - ニッポン銭湯風土記(松本康治)”. 2023年9月11日閲覧。
- ^ “玉ねぎアイランドへ行こう‼昭和が残る「岩屋商店街」を歩く”. 2023年9月11日閲覧。
- ^ “レトロ銭湯が廃業危機、流れ変えたのはファンの熱き思い 風呂好き喜ぶリニューアル次々と 淡路・岩屋 - 神戸新聞 2023/4/22 15:30神戸新聞NEXT”. 2023年9月11日閲覧。
- ^ “さびれゆく商店街の再興計画〜幻想酒場・淡路島ハイボールを訪ねて〜 - メシ通(ホットペッパーグルメ )”. 2023年9月11日閲覧。
- ^ “島風呂隊”. 2023年9月11日閲覧。
関連項目
外部サイト
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