岡村和義とは? わかりやすく解説

岡村和義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 02:00 UTC 版)

岡村 和義(おかむら かずよし、1958年1月1日 - )は、埼玉県出身[1]の自動車チューナーSUPER GTのGT300クラスやD1グランプリにも参戦していたレーサーという一面も持つ。チューニングショップ・ヤシオファクトリー代表。

愛称は「岡ちゃん」。D1GP単走においてはタイムアタックなどで培ったテクニックを生かし、速度とキレのあるドリフトを見せていた。

略歴

2001年にD1グランプリでシリーズチャンピオンを獲得した谷口信輝が使用していたS15シルビアは、岡村が製作したものであった。

2006年からはチューナーの他にドリフトドライバーとしての活動も開始し、D1ストリートリーガル(D1SL)に参戦。すぐに上位選手に数えられるまでになった。特に2006年度第4戦のオートポリス戦では、決勝で萩迫貴史とのサドンデスの末、ダブルクラッシュに見舞われたものの、同時優勝という形で自身初優勝を飾った。その年はシリーズランキングでも3位に食い込み、最後までチャンピオン争いを沸かせた選手のひとりに数えられた。

2007年に入ると、より上位クラスであるD1GPにも日産・シルビアS15)で参戦。第3戦の鈴鹿サーキットではベスト8にて熊久保信重と激しく争い、惜しくも勝利こそならなかったものの、その敢闘ぶりは称えられた。2007シーズン終了時での順位は18位、ポイントも13ポイントを獲得した。一方、D1SLではシーズン途中から日産・フェアレディZZ33)に乗り換えたが、マシントラブルが相次ぎ、不完全燃焼でシーズンを終えた。

2008年はD1GP第1戦エビスにS15シルビアで参戦した際、クラッシュに見舞われて全損。第2戦富士にはPS13シルビアで参戦し自身初の単走100点を記録。第6戦エビスにはタイムアタック用に製作されていたS15シルビアで参戦した。

2011年にはSUPER GTのGT300クラスで東名スポーツの360号車からの参戦が決定。マシンはシボレー・コルベットGT3、パートナーはスーパー耐久などで活躍する田中篤という体制で挑む。

また、2011年からはドリフトマッスルに参戦していた。2014年からは選手会長を務めた。2015年には第1・2戦で2連勝を果たしている[2]

エピソード

  • 生粋のシルビアマニアであり、ヤシオファクトリーからSR20DET用のオリジナルパーツを多く販売している。

レース戦績

SUPER GT

チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 順位 ポイント
2011年 TOMEI SPORTS キャラウェイ コルベット Z06.R GT3 GT300 OKA
18
FSW
17
SEP
SUG
DNQ
SUZ FSW AUT TRM NC 0

外部リンク

脚注

  1. ^ http://www.d1gp.co.jp/drivers_machines_2008.html
  2. ^ ドリフトマッスル第2戦富士で岡村和義選手が2連覇達成! WEB CARTOP、2015年5月11日




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