山本猛夫 (実業家)とは? わかりやすく解説

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山本猛夫 (実業家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 10:08 UTC 版)

やまもと たけお
山本 猛夫
生誕 (1921-03-05) 1921年3月5日
福井県丹生郡三方村
死没 (1991-06-16) 1991年6月16日(70歳没)
国籍 日本
出身校大阪市立第二商業学校
職業実業家
団体株式会社山善
受賞正五位、勲三等瑞宝章

山本 猛夫(やまもと たけお、1921年3月5日 - 1991年6月16日)は、日本実業家山善創業者[1]

経歴

福井県丹生郡三方村(後に清水町を経て、福井市の一部)に生まれる[1]

1935年、大阪に出て、前田軍治商店(前田機工[注釈 1]および同社より分離した前田金属工業を経て現在のTONE)で丁稚に入り、働きながら夜間の[3]大阪市立第二商業学校(後の大阪市立市岡商業高等学校大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校の前身のひとつ)に学んで1940年に卒業する[1]1941年に前田金属の取締役となるが、1943年には独立して社を離れ、1947年に山善工具製販(山善機械器具を経て現在の山善)を創業して社長となり[1]、以降、個性的な経営手腕を発揮して「モーやん」の愛称で知られ、一代で山善を有力な機械商社に成長させた[4]1991年には社長の座を次男の山本雅俊に譲り、会長となったが、程なくして死去した[1]正五位・勲三等瑞宝章追贈[5]

花登筺の小説で、後に関西テレビテレビドラマ化された『どてらい男(ヤツ)』の主人公「山下猛造」(演:西郷輝彦)は、山本をモデルとしている[1]

山本の死後、山善は「山本猛夫記念奨学基金」を創設し、大阪府の大学に学ぶ学生、特に発展途上国からの留学生への奨学金の提供が行われている[3]

著書

  • 「世の中すべて3・4・3 ―"どてらい男"の世直し戦法―」徳間書店、1974年

脚注

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注釈

  1. ^ 現在はイチネンホールディングスに買収されてイチネン前田に社名変更の後、イチネングループ内での合併でイチネンMTMを経て現在のイチネンアクセスの一部[2]

出典

  1. ^ a b c d e f 20世紀日本人名事典『山本 猛夫』 - コトバンク
  2. ^ https://www.ichinen-mtm.co.jp/pdf/company/maeda.pdf
  3. ^ a b “モーやん奨学金、途上国留学生に――山善、遺志継ぎ来年4月創設。”. 日本経済新聞・大阪朝刊. (1992年8月5日)  - 日経テレコン21にて閲覧
  4. ^ “山善会長、山本猛夫氏死去。”. 日経産業新聞: p. 31. (1991年6月18日)  - 日経テレコン21にて閲覧
  5. ^ 山善ミュージアム”. 山善. 2017年6月10日閲覧。



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