山本卓 (技術者)とは? わかりやすく解説

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山本卓 (技術者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 01:49 UTC 版)

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山本 卓(やまもと たかし、1957年11月26日[1] - )は、トヨタ自動車株式会社常務役員[1]

経歴・人物

愛知県名古屋市出身[2]1980年3月京都大学工学部冶金学科卒。1982年3月京都大学大学院修了後、同年4月にトヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)に入社[1]。ボデー設計部を経て、1984年から製品企画部門に異動。初代、2代目LS400、服部哲夫加藤光久がチーフエンジニアの立場であった11代目、12代目クラウンを担当。12代目では加藤の下で山本が主査として初期の企画から開発を担当。その後、初代マークX、3代目アベンシスのチーフエンジニアを担当後、2009年から再びクラウンにチーフエンジニアとして復帰し、13代目のマイナーチェンジ、そして14代目 (マジェスタも含む) の開発を担当[3]2013年4月エグゼクティブチーフエンジニア・常務理事。2014年4月常務役員、Lexus International Executive Vice President、製品企画本部統括。2016年4月Lexus International Co. Executive Vice President。2017年4月Mid-size Vehicle Company Executive Vice President就任。

エピソード

山本によれば前述の13代目クラウンからハイブリッドが登場したものの、V6 3.5Lであったゆえに価格も比較的高額だったことから14代目のハイブリッドではユーザーの配慮も考え、V6を捨てて直列4気筒(直4)2.5Lにすることを決断。ところがクラウンを取り扱うトヨタ店の関係者から「6気筒(V6)じゃなくて、4気筒(直4)のクラウンを作るのか!そんなのはクラウンじゃない」との反発を受け、9代目、10代目(マジェスタも含む)の開発を担当した渡邉浩之(2016年逝去)からも「馬鹿者!」、「もし、直列4気筒でやるんだったら、V6以上のものを作らないと、俺が許さん!」とまで言われたほどだという[4]。なお、似たような現象はマジェスタでも発生した[5]

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 常務役員 山本 卓 (PDF)”. トヨタ自動車. 2017年3月8日閲覧。
  2. ^ 『ついに"私のクラウン"』―憧れを、より多くの人の感動・幸せに― [新型クラウン 山本卓 チーフエンジニア]”. GAZOO.com. 2017年3月8日閲覧。
  3. ^ この時、主査担当だった秋山晃は山本の後任として当代のマイナーチェンジからチーフエンジニアを引き継いで、15代目の開発も担当した。
  4. ^ 車遍路への道 クラウン
  5. ^ トヨタ クラウンマジェスタ 開発責任者に聞く(3/4)



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