小池高史とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 小池高史の意味・解説 

小池高史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 04:52 UTC 版)

小池 高史(こいけ たかし, 1983年 [1] - )は、日本社会学研究者摂南大学現代社会学部准教授[2]。これまでに日本大学文理学部(社会学科)助手、人間総合科学大学保健医療学部非常勤講師、九州産業大学国際文化学部日本文化学科講師、九州産業大学地域共創学部地域づくり学科准教授などを経た。専門は、老年社会学・福祉社会学など。静岡県出身[1]、2012年9月横浜国立大学大学院環境情報学府博士課程後期修了[3]。2015年、日本老年社会科学会奨励賞・論文賞・優秀演題賞を受賞[4]

横浜国立大学教育人間科学部国際共生社会課程在学中に、『現代のエスプリNo.460「モラトリアム青年肯定論」』に掲載された巻頭座談会に参加するなど、教育社会学も専門としていた。

また、横浜国立大学教授の渡部真と共著で上梓した『ユースカルチャーの社会学』では、文学作品と社会調査を横断的に分析の俎上にあげて、現代青少年の置かれた状況を、自らの経験をふまえながら、渡部真との軽妙な掛け合いによりまとめている。なお、本書では、映画のなかで描かれたユースカルチャーについてコラムを執筆しており、若者文化にも造詣が深いことがうかがえる。

さらに、質的、量的な調査を通じて「認知症」などの高齢者に焦点をあてた分析を行い、その社会的構成のありよう等まで研究領域を拡大している[3]。近年では、自身も団地に居住しながら、団地居住高齢者と社会的孤立の関連性について研究を行っている[4]

著書

単著

  • 『「団地族」のいま』(書肆クラルテ, 2017年)

共著

  • 渡部真)『ユースカルチャーの社会学』(書肆クラルテ, 2011年)
  • (渡部真)『青空文庫で社会学「孤独な心」をめぐる15章』(書肆クラルテ, 2014年)
  • (藤原佳典)『何歳まで働くべきか?』(社会保険出版社,2016年)
  • (大塚友美)ほか『人類の歩み』(文眞堂,2017年)
  • (千 相哲)ほか『九州地域学』(晃洋書房,2019年)
  • (山田雄三)ほか『ニュータウンのあの頃とこれから 日の里団地1971-2021』(弦書房,2022年)

脚注

  1. ^ a b 『ユースカルチャーの社会学』書肆クラルテ p229
  2. ^ 摂南大学研究者総覧
  3. ^ a b 小池高史「「認知症」へのカテゴリー化のエスノメソドロジー : 介護職者の話しかけ方と質問の分析から」横浜国立大学 博士(学術), 甲第1503号、2012年、NAID 500000570583 
  4. ^ a b 日本大学文理学部「お知らせ」

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小池高史」の関連用語

小池高史のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小池高史のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小池高史 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS