射雕英雄伝EAGLETとは? わかりやすく解説

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射雕英雄伝EAGLET

(射鵰英雄伝EAGLET から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/30 01:07 UTC 版)

本来の表記は「射鵰英雄伝EAGLET」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。

射鵰英雄伝EAGLET』(しゃちょうえいゆうでんイグレット)は、白井三二朗による日本漫画作品。翻訳協力は金海南。中国の作家・金庸武俠小説射鵰英雄伝』を原作としている。講談社月刊少年シリウス』にて、2009年3月号から2010年12月号まで連載された。タイトルの「鵰」は「」のこと。「EAGLET」は英語で「鷲の子供」を意味する。

物語の舞台は、13世紀の中国大陸。南宋が北方の金国との対立で疲弊している時代。義俠の心を持つ少年、郭靖黄蓉江湖で冒険を繰り広げる。金庸の『射鵰英雄伝』を原作としてはいるものの、かなりの改変が入っている。たとえば、原作において物語は郭靖の父親の世代から始まるが、本作ではその部分はカットされている。また、郭靖が内功を習得するのはモンゴルでなく中原になっているなど。

登場人物

郭靖(かくせい)
物語の主人公。自分が生まれる前の記憶を持っており、まだ母の胎内にいたころ、父が金の手先となった官軍に殺される場面を覚えている。
性格は朴訥で愚鈍。義俠心に厚く、自分より強いものに立ち向かう勇気も持っている。物語開始の時点で武術の腕前は凡庸以下で、道場への入門を拒否されるほどであったが、1話目で黄蓉から内功を教わり、洪七公から「降龍十八掌」を教わった。そのため、黄蓉と協力してだが、金軍から集落を守ったり、黒風双殺を撃退するなどの活躍を示すようになった。
黄蓉(こうよう)
謎の少女。性格は計算高いところがあり、関西弁で会話する。
頭の回転が早く、かなりの知恵者。また武術の腕もかなりのもので、「弾指神通」の秘儀を習得している。郭靖に内功を指導した。
完顔康(わんやんこう)
郭靖と同じく、生まれる前の記憶を持つ少年。悪ぶってはいるが、根は優しい。「九陰白骨爪」の秘儀を習得している。のち、郭靖の宿敵となる。
洪七公(こうしちこう)
郭靖が監獄で出会った老人の武芸者。郭靖の義俠心に感服し、「降龍十八掌」の1つ、「亢龍有悔」を授けた。
黒風双殺(こくふうそうさつ)
女性の武芸者。容姿は姫カットの美女であるが、性格は冷酷で、究極の武功を極めるためなら人殺しを厭わない。かなりの才能もあるようで、郭靖の使う「亢龍有悔」を数回見ただけで「亢龍有悔」の技を習得して見せた。

書誌情報

講談社シリウスKCより刊行。

  1. 2009年7月23日発売[1] ISBN 978-4-06-373182-8
  2. 2009年10月23日発売[1] ISBN 978-4-06-373192-7
  3. 2010年3月23日発売[1] ISBN 978-4-06-376214-3
  4. 2010年8月9日発売[1] ISBN 978-4-06-376230-3
  5. 2010年12月9日発売[1] ISBN 978-4-06-376246-4

脚注

関連項目

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