寺久保伶矢
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生誕 | 2001年8月4日(23歳) |
出身地 | ![]() |
学歴 | 洗足学園音楽大学 卒業 |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 |
寺久保 伶矢(てらくぼ れいや、2001年〈平成13年〉8月4日 - )は、日本のトランペット奏者、作曲家。ジャズ、R&B、ロック、ヒップホップなど複数の音楽ジャンルに取り組み、自身の内面に基づいた表現を行う[1][2]。
経歴
※楽曲リリースはディスコグラフィ参照
父親がロックやフュージョン、母親はゴスペルやR&Bを好む家庭環境で育つ。4歳の頃には自作の歌を人前で披露するなど、早期から自己表現への関心が強かった[1]。
11歳からトランペットを始める。中学時代は吹奏楽部でアルトサックスを担当していたが、クラブ活動終了後に花形楽器であるトランペットへの興味が芽生え、転向[2]。2016年まで札幌ジュニアジャズスクールに在籍し、15歳よりライブハウスなどで演奏活動を開始[1]。
- 2016年
- 7月 『Sapporo City Jazz Contest』ファイナリスト[3]
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2022年
- 音楽プロジェクト「Reiya The P.A.V.E.」を始動[8]。
- 2023年
- Spotify プレイリスト『Best of Modern Jazz Japan 2023』選出[9][10]
- 7月 「Fuji Rock Festival」に出演[1]
- 2024年
音楽性と影響
- ジャズ、House、R&B、ヒップホップ、ロックなどのジャンルから影響を受けており、作品にはこれらのスタイルが混在[1]。
- 音楽を「感情や衝動を表現する手段」として位置づけ、特定の形式に制限されない創作を志向[1]。
- 札幌ジュニアジャズスクールでは、自己表現や即興性を重視する教育方針のもとで学び、創作活動における自己探求を重ね、この経験がジャンルを超えた音楽活動にも繋がっていると語る[1]。
- 10代の時期にトランペット奏法の技術的な壁に直面し、唇の使い方を一から修正するという困難を経験。長時間の練習と葛藤を経て得た経験が、演奏スタイルや表現の核心部分に影響を与え「悩み続けた過去が唯一の武器」と語る[1]。
- トランペッターであるマイルス・デイビスやV.S.O.P.クインテットなどに影響を受け、彼らの録音を模倣する中で演奏スタイルを形成したと語る[2]。
- ヒップホップやラテンジャズ、ダンス、ビートボックスとの協働など、ジャンルを横断する活動も展開する[1]。
- 音楽プロジェクト「Reiya The P.A.V.E.」は“Parhelion And Vagarious Epoch(幻日と奇抜な新時代)”をテーマに、同世代の演奏家たちと共に構成。多くのジャンルを取り込んだ構成を特徴としている[13]。
人物
- 「成功とは後悔せずに死ねること」と述べており、音楽と生活全般を総合的な創作活動と捉えている[1]。
- 「やり続けることが才能」という家族の言葉を信条とし、継続することを自己の核と位置づけている[1]。
- 洗足学園音楽大学に進学したことは「結果的に日本での活動基盤が築けた」と語る[2]。
- 学生時代は世田谷区成城のクロアチア料理店でアルバイトをしていた。調理補助や接客、ライブハウスとしての業務にも携わった経験を持ち、本人は「東京で一番お世話になった場所」と語る[1]。
- サックス奏者の寺久保エレナは従兄弟で、「一番のルーツと言える存在」と語る[1][14]。
- 「80歳までバンドを続けていたい」と語る[2]。
ディスコグラフィ
リリースリスト | ||
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↙スタジオ・アルバム | 1 | |
↙配信シングル | 1 |
アルバム
# | タイトル | 発売日 | 規格 | 品番 | 収録曲 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Reiya The P.A.V.E. | 2022年5月25日 | CD | OTLCD2642 |
全8曲
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配信シングル
# | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
1 | 2022年5月25日 | 轟 feat. Dino Jr. |
脚注
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “寺久保伶矢” (2024年11月29日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e “GUEST:寺久保伶矢(トランペット奏者・作編曲家)” (2023年8月21日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e “二十歳のトランペッター 寺久保伶矢、デビューシングル『轟 feat Dino Jr.』リリース! 自身のプロジェクト"The P.A.V.E."始動!”. ニュース. Rooftop (2022年5月28日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “バークリー賞”. SAPPORO CITY JAZZ (2025年3月25日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “バークリー賞2017”. SAPPORO CITY JAZZ. 2025年7月8日閲覧。
- ^ “Reiya Terakubo of J-Newbie’s Japan performs on the day one of the... ニュース写真”. Getty Images (2019年3月1日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “Reiya Terakubo and Mizuki Yano of J-Newbie’s Japan perform on the day... ニュース写真”. Getty Images (2019年3月1日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “ARTISTS”. ReBorn Wood Label (1995年9月11日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “〈タワレコ先行発売〉寺久保伶矢『Reiya The P.A.V.E.』国内外で注目を集める大型新人 クロスオーバー・サウンドの新時代を提示する1stアルバム”. TOWER RECORDS ONLINE (2025年5月14日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “ReBorn Wood presents 寺久保伶矢”Reiya The P.A.V.E.””. BLUE NOTE PLACE (2021年12月1日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “ダンスコース 特別公演「#WE_ARE vol.4」”. 演奏会アーカイブ. 洗足学園音楽大学 SENZOKU CONCERT GUIDE. 2025年7月8日閲覧。
- ^ 寺久保伶矢 [@reiya_terakubo] (19 March 2024). “大学卒業しました。 4年間早かったですが、素敵な仲間に出会うことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。 学生が終わり、これから一層活動をを頑張りますので、皆様これからもよろしくお願いいたします!”. X(旧Twitter)より2025年7月8日閲覧.
- ^ “Reiya The P.A.V.E.” (2025年5月14日). 2025年7月8日閲覧。
- ^ “【SNSで最もバズるトランぺッター】Z世代の音楽家・寺久保伶矢は「音楽への愛を叫び続ける」ジャズ内外の偏見を超えた1stアルバム語る”. smart Web. 宝島社の雑誌スマート(smart)公式サイト (2025年5月9日). 2025年7月8日閲覧。
外部リンク
- 寺久保伶矢 (@reiya_terakubo) - X(旧Twitter)
- 寺久保伶矢/Reiya Terakubo (@reiya_terakubo) - Instagram
- 寺久保伶矢 (@reiya_terakubo) - TikTok
- Reiya Terakubo Official - YouTubeチャンネル
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