富沢賢治とは? わかりやすく解説

富沢賢治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/28 15:27 UTC 版)

富澤 賢治(とみざわ けんじ、1936年 - )は、日本経済学者。専門は経済政策経済史一橋大学名誉教授。一橋大学経済研究所所長、日本協同組合学会会長、協同総合研究所副理事長等を歴任した。福武直賞受賞。

人物・経歴

埼玉県生まれ。聖学院中学校・高等学校を経て、1958年国際基督教大学武田清子の指導を受け卒業。聖学院中学校・高等学校教諭や国際基督教大学助手を経て、1961年一橋大学大学院社会学研究科入学。1966年同博士課程単位取得。指導教官高島善哉[1][2][3]。大学院では高島からは青年ヘーゲル派の研究を勧められたが初期マルクスの研究を行い、単位修得論文は「初期マルクスの人間観」[1][2]。1976年『唯物史観と労働運動−マルクス・レーニンの「労働の社会化」論』で一橋大学社会学博士[4]。審査員古賀英三郎山田秀雄良知力[5]

1966年一橋大学経済研究所助手。同講師、助教授を経て、教授。1991年から1993年まで日本協同組合学会会長。1992年3月から1994年2月まで一橋大学経済研究所所長。1999年一橋大学退職、聖学院大学大学院教授。2000年聖学院大学政治経済学部コミュニティ政策学科長。2001年特定非営利活動法人コミュニティ活動支援センターを立上げ事務局長に就任。2012年聖学院大学退職。1980年代ワーカーズコープ運動を日本で紹介し、国際協同組合同盟総会国際研究集会議長、協同総合研究所副理事長等も務めた。1999年に刊行した研究書『社会的経済セクターの分析――民間非営利組織の理論と実践』で福武直賞を受賞。指導学生に赤井正二立命館大学名誉教授)、斉藤吉広(稚内北星学園大学学長)など[2][1]

著書

  • 『唯物史観と労働運動−マルクス・レーニンの「労働の社会化」論』ミネルヴァ書房、1974年
  • 『労働と国家−イギリス労働組合会議史』岩波書店、1980年
  • 『労働と生活』(編著)世界書院、1987年
  • 『協同組合の拓く社会−スペイン・モンドラゴンの創造と探求』(共著)みんけん出版、1988年
  • 『労働者協同組合の新地平−社会的経済の現代的再生』(編著)日本経済評論社、1996年
  • 『非営利・協同セクターの理論と現実−参加型社会システムを求めて』(編著)日本経済評論社、1997年
  • 『社会的経済セクターの分析−民間非営利組織の理論と実践』岩波書店、1999年
  • 『非営利・協同セクター−ヨーロッパの挑戦と日本の課題』(編著)日本経済評論社、1999年
  • 『協同組合憲章[草案]がめざすもの』(共著)家の光協会、2012年

脚注

  1. ^ a b c 「労働の社会化と社会的経済」大原社会問題研究所雑誌534号、2003年
  2. ^ a b c 「略歴」「現代と共同」研究会
  3. ^ [1]
  4. ^ 橋大学 , 社会学博士 , 乙第41号 , 1976-09-29
  5. ^ [2]

富沢 賢治(とみざわ けんじ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 03:58 UTC 版)

ポンチョ (漫画)」の記事における「富沢 賢治(とみざわ けんじ)」の解説

捕手。右投げ交流戦背番号2。5番打者東北トップクラス銀山シニア出身特待生。冷静かつ理論派。その毒舌のため「ダメだしキャッチャー呼ばれている。細いたれ目でやや鼻が大きい。

※この「富沢 賢治(とみざわ けんじ)」の解説は、「ポンチョ (漫画)」の解説の一部です。
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