完全版商法
完全版商法とは、ゲームソフトの既存タイトルに何らかの追加要素を盛り込んだ上で「完全版」の名を冠し、別個の新商品として販売するような売り方のことである。消費者側が用いる通俗的な呼び方であり、多分に非難や揶揄のニュアンスが込められる。
完全版商法は、オリジナルの新規タイトルではなく、既存タイトルに追加された差分があるコンテンツであるが、販売にあたっては追加コンテンツ(DLC)ではなく新規タイトルとして扱われる、という点が商品者の反感を招きやすい要因となっている。DLC方式で差分のみ(差分の値段で)配信する手法が珍しくなくなっている昨今では、なおさら非難の槍玉に上がりやすい。
既存タイトルに追加コンテンツ(DLC)をあらかじめ同梱したパッケージを「完全版」と銘打って販売する場合もある。この場合「完全版商法」と呼ばれることは稀であり、そう呼ばれたとしても揶揄するようなニュアンスは特に込められていないことが多い。
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