奥村さんのお茄子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 04:21 UTC 版)
文藝春秋『コミックアレ!』1994年5月号初出、68ページ(初出時40ページ) 電化製品店を営む中年男性・奥村さんと、人間の姿を借りた未知の生物とのやりとりを描く作品。「遠久田」と名乗るその生物はとある事情から、奥村さんに25年前のある日に食べた昼食の内容を思い出させるべく、その25年前の何の変哲も無い1日の出来事を再現しようとする。SF仕立ての作品だがSF的なガジェットは一切描かれず、生物の正体は土瓶であったり、生物の持つビデオテープがうどんであったりと、藤枝静男『田紳有楽』を思わせるような奇妙な日常表現がなされている。作品の解釈をめぐり誌上・ネット上で話題となった。単行本収録の際、扉絵を除く全ページが描き改められている。初出時のものは『ユリイカ』2002年7月号(高野文子特集号)に再録されている。
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