奉膳(ぶぜん)・正(かみ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/12 00:32 UTC 版)
「内膳司」の記事における「奉膳(ぶぜん)・正(かみ)」の解説
四等官における内膳司の長官(かみ)に相当する。定員2名。官位相当は正六位上。内膳司を統括するとともに、試食(毒味)役でもあった。内膳司が設置される前から高橋氏(のちの濱島家)・安曇氏が天皇の食膳を担当していたので、両氏が「奉膳」として長官職を担当し、「正」を置かずにいたが、後に、他氏からも長官職が任命されるようになり、その場合、他の氏は「正」を名乗った(安曇氏は高橋氏との衝突の末、桓武天皇の頃に断絶し、奉膳職は高橋氏の世襲職となった)。
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