奉納経筒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 21:31 UTC 版)
中世には古代から営まれている経塚造営のほか、小形経筒に納めた経典を寺社に奉納することが行われる。所蔵されている円楽寺経筒は全国でも数少ない寺社奉納経筒として知られる。六十六部聖の奉納した小形経筒で、高さ14.3センチメートルの六角宝幢形。銅板製鍍金で、下総国の六十六部聖である円金坊が元亀2年(1571年)に六角堂へ奉納したことを示す銘文があり、内部には泥塔が納められている。これは高さ8.5センチメートルの扁平五輪塔形泥塔で、型押による梵字が配されている。
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