奈良木陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 03:15 UTC 版)
基本情報 | |
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国籍 | ![]() |
出身地 | 広島県府中市 |
生年月日 | 1998年4月16日(26歳) |
身長 体重 |
182 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2020年 育成ドラフト9位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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奈良木 陸(ならき りく、1998年4月16日 - )は、広島県府中市出身の元プロ野球選手(投手、右投右打)。プロでは育成選手だった。
経歴
プロ入り前
府中市立第一中学校では軟式野球部に所属し県大会に優勝[1][2]。
広島県立府中高等学校では甲子園出場はなく、3年夏の県大会は3回戦敗退[3]。
筑波大学理工学群社会工学類に一般受験で現役合格し野球部に入部。首都大学リーグ戦では主にリリーフとして登板[4]。3年までの登板数はわずか5試合であり目立たなかったが[2]、4年時に自己最速の151km/hを記録し、8月に行われた巨人三軍とのプロアマ交流戦で1回を無失点に抑えるなど、急速にレベルアップしドラフト候補に浮上した[4][5]。
2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議において、読売ジャイアンツより育成ドラフト9位で指名を受け、11月28日に支度金300万円、年俸400万円(推定)で仮契約を結んだ[6]。背番号は017[7]。
巨人時代
2021年5月13日、右肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けたことが球団から発表された[8]。
2023年オフに戦力外通告を受け、10月26日に引退を決断し、今後は球団職員として球団に残留する[9]。
選手としての特徴・人物
2,700回転を上回る高い回転数の最速151km/hのストレートと、縦と横に曲がる2種類のカットボールを投げる[2][4]。
筑波大学での卒論のテーマは「マッチングを利用したドラフト会議の研究」[4]。
詳細情報
年度別投手成績
- 一軍公式戦出場なし
背番号
- 017(2021年[7] - 2023年)
脚注
- ^ 「速報!本校卒業生がプロ野球選手に!」『広島県立府中高等学校』。2021年3月12日閲覧。
- ^ a b c 高木遊「【異例】巨人・育成ドラフト9位、奈良木陸は筑波大理系! 卒論はドラフト会議のマッチング研究」『Number Web』2020年10月27日。2021年3月12日閲覧。
- ^ 「第98回全国高校野球選手権広島大会 3回戦(2016年7月17日 しまなみ球場) 山陽 5-4 府中」『バーチャル高校野球』。2021年3月12日閲覧。
- ^ a b c d 「【巨人】育成9位は最速151キロの秀才理系右腕…筑波大の奈良木陸、卒論ではドラフト会議を研究」『スポーツ報知』2020年11月10日。2021年3月12日閲覧。
- ^ 「26日ドラフト会議 茨城県勢、好投手指名に注目 法大・鈴木、最速152キロ左腕」『茨城新聞クロスアイ』2020年10月26日。2021年3月12日閲覧。
- ^ 「巨人、育成ドラフト9位の奈良木と合意」『サンスポ.com』2020年11月28日。2021年3月12日閲覧。
- ^ a b 「育成ドラフト9位指名・奈良木陸選手と仮契約」『読売ジャイアンツ(巨人軍)公式サイト』2020年11月28日。2025年3月5日閲覧。
- ^ 「巨人育成9位奈良木陸トミージョン手術 最速151キロ秀才右腕リハビリへ」『日刊スポーツ』2021年5月13日。2021年5月13日閲覧。
- ^ 「【巨人】戦力外・奈良木陸が引退 今後はスタッフとして球団に残留見込み」『スポーツ報知』2023年10月27日。2023年10月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 奈良木陸 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 奈良木陸のページへのリンク