天神洞九号墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/24 00:18 UTC 版)
石室は存在しない瓦礫塚であった。出土品: 鐙瓦 幅は一定でなく旋回する尾の長い三巴文が配されている。焼成は軟質で黒みを帯びた灰色。 宇瓦 文様から4種類に分けられる。1)剣先状の文様を並列させたもの、焼成は黒味を帯びた灰色2)花形状の文様を上下交互に配したもの、焼成は1)と同様3)2)と似ているが花形の形状が異なるもの、焼成は硬質で赤褐色4)変形の唐草文系のもの、焼成は硬質で灰色 鬼瓦 破損のため形状はわからないが、焼成および色調から2種類に分けられる。a.軟質で黒味を帯びた灰色のものb.硬質で灰色のものabともに周縁には珠文がめぐらされている。また、鬼の牙・歯・小鼻とみられる影がある。 女瓦 完成品は出土されず大きさは不明。①軟質で青灰色、②硬質で褐色、③は②に近い焼成と色調の3種類がある。 男瓦 完成品は出土されず大きさは不明。焼成は、軟質で青灰色と硬質で褐色の2種類がある。 土師質土器 陶質土器 以上。
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