夜の女王のアリアとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 音楽作品 > 楽曲 > モーツァルトの楽曲 > 夜の女王のアリアの意味・解説 

夜の女王のアリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 21:05 UTC 版)

夜の女王の登場(シンケルによる『魔笛』の舞台)

夜の女王のアリア』(よるのじょおうのアリア)は、エマヌエル・シカネーダーの台本、モーツァルト作曲のオペラ魔笛』の中で、「夜の女王」(ソプラノ)によって歌われる2曲のアリアである。

概要

『魔笛』の登場人物「夜の女王」が歌うアリアであることから、このように称される。「夜の女王」は劇中で2つのアリアを歌うが、2幕で歌われる2番目のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」のほうが有名であり、単に「夜の女王のアリア」と言えば、普通この曲を指す。

高い音を技巧的に駆使するため、ヒロインの母親役にもかかわらず、若手コロラトゥーラ・ソプラノの登竜門となることが多い。特にドイツ圏ではこの役をきっかけにスターに飛躍したソプラノが多く、その後で娘のパミーナ役を多く歌うようになる例も少なくない。前者の録音(オットー・クレンペラー指揮)の16年後に後者の録画(ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮)を残し、共に定評高いルチア・ポップなどはその典型であるが、彼女の場合は春に夜の女王を録音した同じ夏のザルツブルク音楽祭で「第一の少年」を歌って録画を残している。

ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!

ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」(O zittre nicht, mein lieber Sohn)は、第1幕で歌われる。レチタティーヴォの後、ラルゴが続き、その後極めて技巧的なコロラトゥーラが出現する。コロラトゥーラ・ソプラノのための曲で、2番目のアリアと同様に極めて高い歌唱技術を要する。

復讐の炎は地獄のように我が心に燃え

復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen)は、夜の女王が娘のパミーナにザラストロを殺すように迫る第2幕の場面で歌われる、『魔笛』でもっとも有名なアリアである。ザラストロへの激しい復讐の思いが、超絶技巧を要するコロラトゥーラで歌われる。ニ短調

外部リンク


夜の女王のアリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 23:09 UTC 版)

少年ノート」の記事における「夜の女王のアリア」の解説

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲オペラ魔笛」のアリア

※この「夜の女王のアリア」の解説は、「少年ノート」の解説の一部です。
「夜の女王のアリア」を含む「少年ノート」の記事については、「少年ノート」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「夜の女王のアリア」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「夜の女王のアリア」の関連用語

夜の女王のアリアのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



夜の女王のアリアのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの夜の女王のアリア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの少年ノート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS