多胎と卵性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 14:33 UTC 版)
多胎の種別は、一卵性と多排卵性の組合せで決まる。稀ではあるが多胚化(受精卵の分裂)が複数回繰り返される場合があり、一卵性多胎児が誕生する場合がある。なお卵割は単独の胚が2の階乗倍に細胞分裂していくことであるが、多胚化は胚そのものが分裂することである。ただし一度に一つの胚(受精卵)が分裂する数は2つであり、三つ子以上の一卵性は複数回の分裂が発生していると考えられる(一度に3つ以上に分裂しない)。したがって一卵性周胎(五つ子)の場合、受精卵のうち一つは最低でも3回、最高で4回の分裂をしていると考えられる(参考画像)。
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