夏寅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 夏寅の意味・解説 

夏寅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 00:45 UTC 版)

夏 寅(か いん、1423年 - 1488年)は、明代官僚学者は正夫、は止軒[1]本貫松江府華亭県

生涯

正統13年(1448年)、進士に及第した。南京吏部主事に任じられた。学問につとめて、その文章は宏大深遠の評判を取った。吏部稽勲郎中に進んだ。

成化元年(1465年)、任期を満了して北京に入ると、災害に苦しむ徐州の民衆のために租税を免除して官倉を開くよう言上した。

江西按察副使に転じ、提督学校をつとめた。その教務は徳行を優先した。廬山の白鹿洞書院を修築した。浙江右参政に進んだ。処州の民が虐政に苦しみ、山谷に逃げ込んでいた。夏寅はかれらを呼び戻して、解散させた。成化22年(1486年)、山東右布政使に進んだ[2]弘治元年(1488年)、致仕して帰郷した。2月、死去した[3]。享年は66。著書に『禹貢詳節』1巻[4]・『政鑑』32巻[5]・『夏文明公』40巻・『備遺録』23巻・『江西紀行集』1巻[6]があった。

脚注

  1. ^ 沈佳『明儒言行録続編』巻1
  2. ^ 陳建『皇明資治通紀』巻24
  3. ^ 談遷『国榷』巻41
  4. ^ 黄虞稷『千頃堂書目』巻1
  5. ^ 『千頃堂書目』巻10
  6. ^ 『千頃堂書目』巻19

参考文献

  • 明史』巻161 列伝第49



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  夏寅のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「夏寅」の関連用語

夏寅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



夏寅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの夏寅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS