地球の太陽面通過 (天王星)とは? わかりやすく解説

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地球の太陽面通過 (天王星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/01 02:03 UTC 版)

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天王星における地球の太陽面通過(ちきゅうのたいようめんつうか)とは、天王星と太陽のちょうど間に地球が入り、太陽面を通過する天文現象である。

概要

天王星で地球の太陽面通過が起こるのは、紀元前125000年から125000年の25万年間で29404回である。前回は1988年6月20日、次回は2024年11月17日に起こる。なお、次回の地球の太陽面通過時、月は太陽面通過を起こさない。

天王星における地球の太陽面通過は、約31.5年と約36.5年という太陽面通過を起こさない期間を挟み、約31.5年の期間の後は約8年間、約36.5年の期間の後は約9年間、約1年間の期間を置いて連続発生する。すなわち、約8年の期間は8回連続、約9年の期間は9回連続で約1年毎に太陽面通過が発生する。直近の数千年間では、約8年の期間では5月と6月、約9年の期間では11月と12月のみに発生する。この期間は少しずつ遅くなっているが、極めてゆっくりである。例えば、上記の月以外が発生するのは、3710年1月1日が最初である。また、8567年1月2日からは上記の月では全く起こらなくなり、1月と7月にしか発生しなくなる。

太陽面通過の起こる日

地球の太陽面通過は数が多いので、直近の未来に起こる太陽面通過のみを記す。日付は最大食の日付(UTC)。

年月日 最大食
2024年11月17日 02:09
2025年11月21日 12:00
2026年11月25日 22:04
2027年11月30日 09:07
2028年12月3日 20:09
2029年12月8日 07:55
2030年12月12日 20:09
2031年12月17日 08:52
2032年12月20日 22:33

月の太陽面通過

地球の衛星であるは、地球とあまり離れていない距離にあるため、地球の太陽面通過が起こる時には、月の太陽面通過も同時に起こっている場合がほとんどである。しかし稀ではあるが、地球のみ、あるいは月のみが太陽面通過を起こし、もう片方が太陽面通過を起こさない場合がある。地球のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1949年12月25日、次回は2024年11月17日である。月のみ太陽面通過が起こったのは、前回は1940年11月16日、次回は2408年6月25日である。

同時太陽面通過

  • 地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、水星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前38547年4月11日、次回は5337年6月11日である。
    • 紀元前87302年2月17日と紀元前83735年9月12日の太陽面通過はさらに稀な現象として、水星と地球のみが太陽面通過を起こし、月は太陽面通過を起こさない。
    • 紀元前40645年4月7日と71438年8月26日の太陽面通過はさらに稀な現象として、水星と月のみが太陽面通過を起こし、地球は太陽面通過を起こさない。
  • 地球の太陽面通過および月の太陽面通過が、金星の太陽面通過と同時に起こることはあるが、極めて稀である。前回は紀元前1626年5月16日、次回は39038年11月1日である。
    • 紀元前86716年2月12日の太陽面通過はさらに稀な現象として、金星と地球のみが太陽面通過を起こし、月は太陽面通過を起こさない。
    • 73910年3月5日の太陽面通過はさらに稀な現象として、金星と月のみが太陽面通過を起こし、地球は太陽面通過を起こさない。

出典





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