國津果實酒醸造所とは? わかりやすく解説

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國津果實酒醸造所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 01:24 UTC 版)

株式会社國津果實酒醸造所
Kunitsu Kajitsu Winery
種類 株式会社
本社所在地 日本
518-0504
三重県名張市神屋1866番地
北緯34度35分17.4秒 東経136度8分31.2秒 / 北緯34.588167度 東経136.142000度 / 34.588167; 136.142000座標: 北緯34度35分17.4秒 東経136度8分31.2秒 / 北緯34.588167度 東経136.142000度 / 34.588167; 136.142000
設立 2018年3月1日
業種 食料品
法人番号 4190001025370
事業内容
  • 果実酒、リキュール類その他の酒類の製造、販売、輸出入及び受託事業
  • 果樹類の栽培、販売及び輸出入
  • 農産物の生産及び加工製造
  • 農産物、加工品の開発、販売、輸出入及び受託事業
代表者 中子 具紀
外部リンク kunitsu-wine.com
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株式会社國津果實酒醸造所(くにつかじつしゅじょうぞうしょ)は、三重県名張市に所在する日本ワインを醸造する、ワイン醸造所。

2018年に創業し、「自然の摂理」と「昔ながらの醸造方法」に基づいたワイン造りを行っている。旧國津小学校を改修して設立され、地域に根ざした小規模ワイナリーとして知られる。

沿革

2018年、名張市の旧國津小学校を改修し、名張商工会議所の地域活性化プロジェクトの一環として開業した[1]

畑と栽培

名張市短野および青蓮寺にまたがる約1ヘクタールの自社畑では、除草剤や化学肥料を使わず、有機栽培ビオディナミ農法を部分的に導入している。その他、山形県や三重県の農家からもぶどうを仕入れている。

醸造

野生酵母による自然発酵を基本とし、補糖・補酸は行わず、最低限の亜硫酸のみを使用。醸造者は海外(ローヌリオハ)や国内(滋賀県)での醸造、栽培経験を活かし、素材の持つ力を生かすことを重視している[1]。まだまだ不安定な部分はあるものの、試行錯誤重ねながら着実に飲み手の支持を広げている。

醸造哲学

「農家が造るワイン」を掲げ、剪定・収穫・仕込みまで農家と一体で行う体制を採っている。シリーズ名やラベルにも生産者の名前を明記し、各年の個性を尊重してラベルデザインを毎年変えるなど、工業的な均一性よりも自然の多様性を重視する姿勢が特徴[1]

銘柄

以下のようなシリーズが展開されている:

  • NaturalPOPLife:自社栽培ぶどう100%使用。年ごとの個性を反映。
  • budoutoikiruシリーズ:山形県の「ぶどうと生きる」ユニットのぶどう100%使用
  • 菅野シリーズ:山形県・菅野忠司氏のぶどう100%使用
  • TSUCHIYAシリーズ:山形県・土屋信一氏のぶどう100%使用
  • membrillosシリーズ:山形県・奈良崎洋一氏のぶどう100%使用
  • ishibeシリーズ:山形県・石部夫妻のぶどう100%使用
  • 田也シリーズ:三重県名張市・福田ぶどう園のぶどう100%使用
  • 栢本葡萄シリーズ:名張市の栢本葡萄園のぶどう100%使用

生産と販売

年間約1万本を生産。約半数を出荷し、特にワイン用品種は熟成を最低2年としており、蔵内で厳密に貯蔵管理される[1]

販売は全国の飲食店や酒販店、直販イベントなどで行われている。

メディア掲載

  • MARK(2022年9月)
  • 中日新聞(2023年8月)
  • 伊賀タウン情報 YOU(2018年7月)
  • nanowa magazine agri(2023年)

脚注

外部リンク




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