國津果實酒醸造所
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒518-0504 三重県名張市神屋1866番地 北緯34度35分17.4秒 東経136度8分31.2秒 / 北緯34.588167度 東経136.142000度座標: 北緯34度35分17.4秒 東経136度8分31.2秒 / 北緯34.588167度 東経136.142000度 |
設立 | 2018年3月1日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 4190001025370 |
事業内容 |
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代表者 | 中子 具紀 |
外部リンク | kunitsu-wine |
株式会社國津果實酒醸造所(くにつかじつしゅじょうぞうしょ)は、三重県名張市に所在する日本ワインを醸造する、ワイン醸造所。
2018年に創業し、「自然の摂理」と「昔ながらの醸造方法」に基づいたワイン造りを行っている。旧國津小学校を改修して設立され、地域に根ざした小規模ワイナリーとして知られる。
沿革
2018年、名張市の旧國津小学校を改修し、名張商工会議所の地域活性化プロジェクトの一環として開業した[1]。
畑と栽培
名張市短野および青蓮寺にまたがる約1ヘクタールの自社畑では、除草剤や化学肥料を使わず、有機栽培やビオディナミ農法を部分的に導入している。その他、山形県や三重県の農家からもぶどうを仕入れている。
醸造
野生酵母による自然発酵を基本とし、補糖・補酸は行わず、最低限の亜硫酸のみを使用。醸造者は海外(ローヌ、リオハ)や国内(滋賀県)での醸造、栽培経験を活かし、素材の持つ力を生かすことを重視している[1]。まだまだ不安定な部分はあるものの、試行錯誤重ねながら着実に飲み手の支持を広げている。
醸造哲学
「農家が造るワイン」を掲げ、剪定・収穫・仕込みまで農家と一体で行う体制を採っている。シリーズ名やラベルにも生産者の名前を明記し、各年の個性を尊重してラベルデザインを毎年変えるなど、工業的な均一性よりも自然の多様性を重視する姿勢が特徴[1]。
銘柄
以下のようなシリーズが展開されている:
- NaturalPOPLife:自社栽培ぶどう100%使用。年ごとの個性を反映。
- budoutoikiruシリーズ:山形県の「ぶどうと生きる」ユニットのぶどう100%使用
- 菅野シリーズ:山形県・菅野忠司氏のぶどう100%使用
- TSUCHIYAシリーズ:山形県・土屋信一氏のぶどう100%使用
- membrillosシリーズ:山形県・奈良崎洋一氏のぶどう100%使用
- ishibeシリーズ:山形県・石部夫妻のぶどう100%使用
- 田也シリーズ:三重県名張市・福田ぶどう園のぶどう100%使用
- 栢本葡萄シリーズ:名張市の栢本葡萄園のぶどう100%使用
生産と販売
年間約1万本を生産。約半数を出荷し、特にワイン用品種は熟成を最低2年としており、蔵内で厳密に貯蔵管理される[1]。
販売は全国の飲食店や酒販店、直販イベントなどで行われている。
メディア掲載
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- MARK(2022年9月)
- 中日新聞(2023年8月)
- 伊賀タウン情報 YOU(2018年7月)
- nanowa magazine agri(2023年)
脚注
- ^ a b c d "目指すのは人が集うワイナリー。「農家のワイン」を醸造する國津果實酒醸造所。". nanowa. 2019年12月4日. 2025年6月3日閲覧。
外部リンク
- 株式会社 國津果實酒醸造所 - 公式ウェブサイト
- 株式会社 國津果實酒醸造所 (@kunitsu_wines) - Instagram
- 國津果實酒醸造所のページへのリンク