四六の蝦蟇とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 四六の蝦蟇の意味・解説 

しろく‐の‐がま【四六の××蟇】

読み方:しろくのがま

茨城県筑波山山麓(さんろく)にすむという、前足の指が4本、後足の指が6本のガマガエルこれから蝦蟇の油をとるという。


四六の蝦蟇

読み方:シロクノガマ(shirokunogama)

蝦蟇の油売り口上出てくるガマ


四六のガマ

(四六の蝦蟇 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 02:13 UTC 版)

四六のガマ(しろくのガマ)とは、前が4本指、後足が6本指のニホンヒキガエル(ガマ)のことである。

概略

ニホンヒキガエルも基本的には前足後足ともに5本指だが、前足の第一指(親指)にあたるものは、痕跡的な骨があるだけでパッと見は4本に見える。また後足では、第一指のそばに番外指と呼ばれるこれも内部に骨のある(こぶ)があるので、6本指に見える。

有名な筑波のガマの油売りのなかで、このガマの持つ特徴をあたかも筑波山に生息するガマだけのものかのように言ったもので、筑波山麓永井村の兵助というものが江戸に出て販売した処、その売り口上が人気を呼びそれを題材にしたガマ口上という舞台芸能が誕生した。やがて民俗娯楽芸能となって伝承。現在は民俗文化芸能として保存会も結成されている。落語の題材にもなっている。

ガマの油の効能としては大坂の陣の際に筑波山大御堂の光誉上人(こうよしょうにん)が徳川氏方に従軍し、ガマ成分・山野草成分・植物油脂を練った皮膚剤を戦場で活用し大評判となったという逸話がある。

コンピュータRPGの『Sa・Ga2 秘宝伝説』及びリメイク版『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』、『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』にはカエル系モンスターとして登場している。

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「四六の蝦蟇」の関連用語

四六の蝦蟇のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



四六の蝦蟇のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの四六のガマ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS