命題1について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:26 UTC 版)
「科学的認識の成立条件」の記事における「命題1について」の解説
認識とは「確認された感覚」で、対象を認識するには、その対象を確認しようとして目的意識的に見つめる働きがなくてはならない。人間の目的意識的なある考え(予想)を確認しようとする活動によって、はじめて感覚を越えた認識が成立する。 実験とは対象に目的意識的に働きかけることで、必ずしも対象に接触してそれに変化を加ええるということを意味しない。対象に働きかけるというのは、あらかじめその対象についてある種の予想をもって、あらためてその対象を見つめることによってその予想の正否を確かめようとする活動も含む。特別な目的も予想も持たない観察は実験には含めない。 この場合の実践とは対象に対してある種のイメージや先入観、予想を持って対象に働きかけておこなわれるもので、実験と同じような効果を生む。
※この「命題1について」の解説は、「科学的認識の成立条件」の解説の一部です。
「命題1について」を含む「科学的認識の成立条件」の記事については、「科学的認識の成立条件」の概要を参照ください。
- 命題1についてのページへのリンク