吉備温故秘録とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 吉備温故秘録の意味・解説 

吉備温故秘録

(吉備温故 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/28 03:51 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search

吉備温故秘録』(きびおんこひろく)は、江戸時代に編纂された資料集・記録簿である。吉備温故とも呼ばれる。

概要

寛政年間(1789年 - 1801年)に岡山藩士・大沢惟貞(おおさわ これさだ)が編纂した。120巻あったとされるが、現存しているのは111巻である。

岡山藩領内の郷庄・村落・城府・島嶼・山河・官道・神社・仏刹・名所・旧跡・人物・墳墓などの地誌がまとめられているほか、紀事・池田氏本譜・家譜・公子・詠草・葬祭・東照宮祭礼・公務・巡見使・来客・廟墓・有斐録・学校・出張・天災・火災・預人証人・諸識原・知行割・法令・軍役・軍令・掲示・山狩・古簡などの歴史や制度・古文書・歴史・時事、さらには人物などについても記載されている。

巻数に順序が記載されていないため、未完成の状態であるとされる。しかしその状態であっても、当時の領内の詳細な内容が記述されていることから、地方史・郷土史研究において極めて重要な文献となっている。

『吉備群書集』の第6〜10集に所収されている。

参考文献

  • 『岡山県大百科事典』山陽新聞社

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉備温故秘録」の関連用語

吉備温故秘録のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉備温故秘録のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吉備温故秘録 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS