古筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 04:44 UTC 版)
古筆(こひつ)とは、平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた和様の名筆をさしていう。時にはもっと範囲を狭くしてその名筆中でも特に「かな書」をさす。単に古代の筆跡という意味ではない[1]。 また、僧による名筆は墨跡と呼ばれ区別される[2]。
- ^ 「書道辞典」(『書道講座』P.52)
- ^ 春名好重 『古筆百話』 淡交社 1984 ISBN 447300872X pp.10-13.
- ^ 「書道辞典」(『書道講座』P.20)
- ^ a b 堀江きょう(冫+恭)子 「古筆切の誕生」(「時代を映す名品選」『書道藝術』P.8 - 9)
- ^ a b c 別府節子「古筆切と手鑑」(「時代を映す名品選」『書道藝術』P.14)
- ^ 渡部清「古今集の古筆」(「古今和歌集」『墨』P.4)
- ^ 高木厚人「平安朝仮名古筆の系統的分類」(「図説日本書道史」『墨スペシャル』P.94)
- ^ 森岡隆『図説 かなの成り立ち事典』P.224
- ^ 渡部清「書道史概説【安土桃山・江戸前期】」(「図説日本書道史」『墨スペシャル』P.141)
- ^ a b 森岡隆「史料に拾う かな名言集」(「かな百科」『墨』P.49)
- ^ 村上翠亭『日本書道ものがたり』P.36
- ^ a b 吉沢義則、『日本書道随攷』、白水社、1943年、P248、男文字・男手・眞名・假名。
- ^ 源氏物語の帚木に「いときよげに消息文にも 仮名といふもの書きまぜず」や「さるままには 真名を走り書きて さるまじきどちの女文に なかば過ぎて書きすすめたる」がみえる。
- ^ 渡部清「王朝 かな名品選」(「かな百科」『墨』P.34 - 35)
- ^ a b 鈴木翠軒・伊東参州『新説和漢書道史』P.140 - 141
- ^ a b 酒本弘「『古筆名葉集』に見る古今集」(「古今和歌集」『墨』P.26 - 28)
- ^ 渡部清「古今集の古筆」(「古今和歌集」『墨』P.11)
- ^ 小松茂美「古筆了佐九十の賀に贈られた和歌懐紙」(「古今和歌集」『墨』P.108 - 109)
- ^ 池田和臣、小田寛貴「古筆切の年代測定—加速器質量分析法による炭素14年代測定—」『紀要 言語・文学・文化』103(224) pp.1-41、中央大学文学部、2009年3月
- ^ 小田寛貴、坂本昭二、安裕明、池田和臣「古筆切の顕微鏡観察・書誌学的考察を用いた間接的14C年代測定法-鑑真将来四分律等を例として-」、『日本放射化学会年会・放射化学討論会研究発表要旨集』、2014-58th、p.101、2014年9月
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