反重力ビリヤード The Billiard Ball
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「アシモフのミステリ世界」の記事における「反重力ビリヤード The Billiard Ball」の解説
※初出『イフ』1967年3月号。 ブルームは派手で背が高く、肩幅が広くてがっちりしせっかちな自信家で、むろん頭も良かった。彼は直観力を武器にして様々な理論を構築し、その特許料によって大金持ちになっていた。彼の同級生で友人の男に、ブリス教授がいた。ブリス教授は頭脳は優秀なのだが、のろまであった。二人は、正反対の生き方をしていた。ある日のこと、ブルームが反重力を発見しそれを公開することになった。派手好きの彼は、反重力ビリヤードの装置を作り、公開の場でブリス教授にビリヤード勝負を申し込むことにした。いやいやながらも、ブリス教授は申し込みを受けて立った。衆人が見守るなかで公開実験が始まった。ブルームが反重力の理論を説明し、装置のスイッチが入れられた。最初に玉を突く栄誉を得たのはブリス教授である。教授はしばらくのあいだ、台と玉とブルームの立つ位置を確認してから、玉を一突きした。その瞬間ブルームの体に異変が起こった。
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