友添敏之
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 16:52 UTC 版)
友添 敏之 | |
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基本情報 | |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
生年月日 | 1978年5月11日(46歳) |
プロ入会 | 2013年 第38期後期 |
所属団体 | 最高位戦日本プロ麻雀協会 |
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友添 敏之(ともぞえ としゆき、1978年5月11日 - )は、競技麻雀のプロ雀士、実業家。株式会社友添商店代表取締役。雀士としては最高位戦日本プロ麻雀協会関西本部所属。
来歴
神奈川県横浜市出身[1]。神奈川県立柏陽高等学校時代にサッカー部の傍ら麻雀に浸り、一浪して立命館大学に進学[2]。
大学卒業時の就職活動にあたって「日本一のサラリーマンになろう」と思い立ち、2002年に優良企業ランキングで日本一だったロームに入社する[3]が、目標としていた「30代で社長就任」が難しいとわかり起業を思い立ち、2005年に京都市下京区に雀荘「麻雀Potti」を開く[4]。元々は雀荘の売上げを元手に東京進出を考えていたものの、店が軌道に乗り始めた頃に客の笑顔やスタッフの気遣いを見て自分の働く意味を考え直し、京都での事業展開に方針転換。「京都をおもろくする」という経営理念のもと、2013年に「株式会社友添商店」を設立して事業を法人化、四条河原町周辺に居酒屋「ここでのめ!」やカフェ「マールカフェ」、デリカテッセン「マールデリ」など、飲食店を中心に事業を多角展開する。
その一方で、2013年に最高位戦日本プロ麻雀協会の関西本部が設立されたのを契機として、飯沼雅由(現・日本プロ麻雀協会)に誘われる形で最高位戦に入会、プロ雀士となる[4]。入会してすぐのリーグ戦で優勝し、第38期新人王戦でも優勝し、その表彰式上で「麻雀には過程しかねえ」と叫んだことで注目され、坂本大志の私設リーグ「Sリーグ」に参加。多井隆晴、園田賢、堀慎吾、松ヶ瀬隆弥といった、後にMリーガーになるメンバーの手役作りなどを見て牌効率重視の打法から幅を広げていく[4]。
2021年に行われたEX風林火山オーディションに参加。予選2位で勝ち抜け[5]、決勝まで残るも敗退。
2022年には麻雀最強戦2022「男子プロ魂の一打」に出場すると、予選で近藤誠一・勝又健志・松ヶ瀬と、決勝でも近藤に加え多井・堀といったMリーガーを相手に渡り合い優勝[6]。ファイナルでも決勝卓まで勝ち上がり、脚光を集める[7]。
2025年現在も、事業の傍ら最高位戦B1リーグでプロ雀士としての活動を続けている。
人物
獲得タイトル
- 第38期新人王
書籍
- 『トップ1%の麻雀手筋 (近代麻雀戦術シリーズ)』竹書房、2023年7月3日。ISBN 978-4801936003。
脚注
- ^ “会員紹介 友添 敏之”. 最高位戦日本プロ麻雀協会. 2025年4月8日閲覧。
- ^ “京都市で屈指の人気誇るカフェ 経営者は「有名プロ」 目指すは「京都をおもろくする」その思考を探る”. 京都新聞 (2025年2月3日). 2025年4月8日閲覧。
- ^ “京都市右京区の人気企業、ロームの就活で「社長になります」宣言 面接から得た「目的を達成する方法」”. 京都新聞 (2025年3月18日). 2025年4月8日閲覧。
- ^ a b c d 牧野伸彦 (2022年9月1日). “【FACES / Vol.47】友添敏之 ~生まれたときから牌効率を知っていたアフロが考える麻雀と経営~”. 最高位戦日本プロ麻雀協会. 2025年4月8日閲覧。
- ^ “EX風林火山ニューメンバーオーディション・総合ランキング【最終結果】友添敏之、松ヶ瀬隆弥、平良将太が滑り込みランクイン!! すべての結果が確定!!”. キンマweb (2021年7月6日). 2025年4月8日閲覧。
- ^ “優勝は友添敏之プロ!!【 #麻雀最強戦2022 #男子プロ魂の一打 】”. キンマweb (2022年7月23日). 2025年4月9日閲覧。
- ^ 東川亮 (2022年12月12日). “友添敏之、忍耐の末に探り当てた決勝への道筋 #麻雀最強戦2022 【ファイナル 2nd Stage】観戦記【A卓】”. キンマweb. 2025年4月9日閲覧。
- ^ “京都をおもろくする。アフロ社長・友添敏之の頭の中”. 京都新聞. 2025年4月9日閲覧。
外部リンク
- 最高位戦日本プロ麻雀協会
- 友添敏之 (@pottikyoto) - X(旧Twitter)
- 株式会社友添商店
麻雀最強戦2022
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- 友添敏之のページへのリンク