単位の記号について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 06:18 UTC 版)
単位を表す記号として、a0, me, ħ, e, Eh の代わりに、いずれも atomic unit の省略形である a.u. で表すことがある。この慣習はIUPACグリーンブックにおいて次のように批判されている。 この習慣はやめるべきである. なぜならば, これはあらゆるSI単位を"SI", あらゆるCGS単位を"CGS"と書くようなものだからである.《例》水素分子の結合距離 r e {\displaystyle r_{\text{e}}} と解離エネルギー D e {\displaystyle D_{\text{e}}} は, r e = 2.1 a 0 {\displaystyle r_{\text{e}}=2.1~a_{0}} および D e = 0.16 E h {\displaystyle D_{\text{e}}=0.16~E_{\text{h}}} と書くべきであって, r e = 2.1 a.u. {\displaystyle r_{\text{e}}=2.1~{\text{a.u.}}} および D e = 0.16 a.u. {\displaystyle D_{\text{e}}=0.16~{\text{a.u.}}} と書いてはならない.
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