南無房堂址
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:50 UTC 版)
南無房堂(なむぼうどう)または南無房宅(なむぼうたく)。発心門王子の後方あった尼庵で、定家はここに宿をとっている。道中の宿所の悪さに悩まされた定家もここではまともな宿所を得られたことを喜んでいる。この頃の参詣者の習俗として、堂社に落書きをすることがしばしば行われており、定家も発心門の柱や堂に歌を書き付けたが、後から南無房がそうした参詣者の振舞いを嫌っていると知って、ばつの悪い思いをしている。現在は、台地状の土地がわずかに整えられ、説明版が立てられている。
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