北海道函館聾学校とは? わかりやすく解説

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北海道函館聾学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/30 06:42 UTC 版)

北海道函館聾学校
北緯41度47分9.88秒 東経140度46分46.94秒 / 北緯41.7860778度 東経140.7797056度 / 41.7860778; 140.7797056座標: 北緯41度47分9.88秒 東経140度46分46.94秒 / 北緯41.7860778度 東経140.7797056度 / 41.7860778; 140.7797056
過去の名称 函館訓盲会
函館訓盲院
私立函館盲唖院
財団法人函館盲唖院
函館市立盲唖学校
北海道立函館聾学校
国公私立の別 公立学校
設置者  北海道
設立年月日 明治28年(1895年)10月
創立者 シャーロット・ドレーパー
共学・別学 男女共学
設置学部 幼稚部・小学部・中学部
学校コード E101220200027
所在地 042-0941
北海道函館市深堀町27番8号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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北海道函館聾学校(ほっかいどう はこだてろうがっこう)は、北海道函館市深堀町にある聴覚障害特別支援学校。幼稚部・小学部・中学部を設置している。寄宿舎を併設している。

シャーロット・ドレーパー

概要

1895年(明治28年)頃、メソジスト教会宣教師ドレーパー夫妻の母であるシャーロット・ピンクニー・ドレーパー夫人が、函館市青柳町において貧しい盲児を集めて養育・教育するための訓盲会を設立したことに始まる。彼女は、すでに1889年(昭和63年)に横浜で盲人福祉会を創設しており、函館でも同様の活動を展開した。

訓盲会の初代会長は、ドレーパー宣教師の妻マイラ・エニード・ヘイヴン・ドレーパー(Maira Enid Haven Draper)であった。ドレーパー夫人の死去(1899年)および夫妻の転任後は、一時アメリカの婦人団体が経営を引き継ぎ、のちにメソジスト教会の後任宣教師J.W.ワドマン夫人が会長に就任。1901年(明治34年)には施設名を函館訓盲院と改称し、ワドマン夫人が院長となった。

ワドマン夫妻の帰国後(1904年以降)、卒業生でキリスト教信者の篠崎清次が経営を引き継いだ。また、遺愛女学校校長オーガスタ・ディッカーソン(Augusta Dickerson)ら同校教員が、婦人団体の代理として訓盲会の運営・児童教育を支援した。1903年(明治36年)時点での在籍生徒数は男子8名・女子5名であった[1]

1937年(昭和12年)6月12日には、ヘレン・ケラーが来校。

1967年(昭和42年)8月1日には幼稚部を新設し、乳幼児期からの教育体制を整備した。

2019年(令和元年)10月2日には、天皇皇后両陛下が視察された[2]

児童・生徒数

  • 幼稚部:2名
  • 小学部:6名
  • 中学部:5名
  • 合計:13名(2025年)[3]

学区

函館市、北斗市、松前町、福島町、知内町、木古内町、七飯町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町[4]

所在地

〒042-0941 北海道函館市深堀町27番8号

アクセス

  • 市電利用の場合:JR函館駅前電停から湯の川行きの市電に乗車し、「競馬場前」電停で下車。競馬場駐車場前の道路を下り、徒歩約8分。
  • バス利用の場合:JR函館駅前(2番のりば)から函館バス82系統に乗車し、「深堀中学校前」停留所で下車。徒歩約2分。

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 函館市史 通説編 第二巻
  2. ^ 沿革の概要
  3. ^ 校長室より”. 2025年10月8日閲覧。
  4. ^ ◇通学区域(令和6年6月19日改正 学校教育法施行細則から抜粋) (PDF)”. 2025年10月8日閲覧。



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