北シティンギル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 07:30 UTC 版)
「ジョグジャカルタ王宮 (クラトン)」の記事における「北シティンギル」の解説
パグララン宮の南には、シティンギル(シティヒンギル)複合体がある。シティンギル (Sitihinggil) は、「高台」の意(ジャワ語で siti は「土地」、inggil は「高い」)であり、シティンギルはパグララン側より3メートル余り高く構築されている。石段を上ると、北シティンギルの中央に、大きな庇(ひさし)に囲まれた四角錐の屋根を持つ構造物 (Bangsal Manguntur Tangkil) があり、その中央にスルタンの玉座がムラピ山を望むように配置されている。ここはスルタンの即位やピソワナン・アグン(インドネシア語版)など王室の特別な式典においてスルタンが座する場所である。その南には祝祭殿 (Bangsal Witono〈witana〉) があり、ここには王室の公的行事において、王室の象徴や家宝が配置される。
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