努力・報酬不均衡(ERI)モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:14 UTC 版)
「職業性ストレス」の記事における「努力・報酬不均衡(ERI)モデル」の解説
努力‐報酬不均衡モデル(Effort/Reward Imbalance Model: ERI モデル)は、1996 年に、ドイツの社会学者が提唱した比較的新しいものであり、仕事の遂行のために行われる努力(Effort)に対して、その結果として得られる報酬(Reward)が少ないと感じられた場合に、より大きなストレス反応が発生するというモデルである。この報酬には経済的な報酬(Money:金銭)はもちろんながら、心理的報酬(Esteem:尊重)、キャリア(Status control:仕事の安定性や昇進)も含まれる。このモデルは、先行モデルが捉えていないディメンジョン(報酬)を提示していること。そして本人にとってのやりがいとか達成感、やり遂げたことを周りに認められているかが、経済的な報酬と同じぐらい大きく評価されていることも注目される。
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