出来値

証券用語集

出来値

証券取引所で売買が成立した値段。
証券取引所ではいくつもある売買の注文を突き合わせて、取引を成立させていきます。その際、売り方と買い方の株数と値段が一致することが必要ですが、値段に関しては成り行きでいいという注文が最優先され、値段を指定する指し値では、売る場合は値段の安いほうから、買う場合は値段の高いほうから執行されていきます。例えば、800円での売り注文と810円の売り注文では、800円の注文が先に扱われますし、逆に800円の買いと810円の買い注文では、810円の注文が先に扱われます。新聞の株式欄に載る株式の１日の値段は、始値、高値、安値、終値の４つですが、実際にはその間でさまざまな出来値があるのです。