冷熱サイクル

大車林

冷熱サイクル

英語 hot-cold cycie

気体を圧縮、膨張させ熱を移動させる原理的なサイクル。気体を断熱膨張させると温度が下がり、これにより周囲から熱を奪う。次に圧縮すると昇温し放熱しやすくなる。フレオンなどは圧縮すると容易に液化し、これを再び膨張させるとき大きな気化潜熱を奪う。この原理はクーラーや冷蔵庫などに利用されている。また逆に外部から熱を奪い高い温度の雰囲気に熱を供給することもでき、これはヒートポンプに利用されている。低い温度の雰囲気から高い温度の雰囲気に熱を移動させるには仕事が必要である。すなわち冷熱サイクルを作動させるにはコンプレッサーなどを外部から駆動する。

参照 気化潜熱

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。