兮甲盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 03:21 UTC 版)
宋代に発見された青銅器「兮甲盤」の銘文は、まさに尹吉甫による玁狁征伐を記している。ここでは尹吉甫は「兮甲」または「兮伯吉父」(父は甫に同じ)と呼ばれている。王国維によると「兮」が氏、「甲」が名で、「(伯)吉父」が字であり、「尹」は官名であろうという。 銘文の大意は以下のとおり:王が玁狁を征伐するときに兮甲は王に随行した。征伐は成功し、兮甲は褒美を得た。また王は兮甲に命じて淮夷を武力で脅して貢納品を出させた。これらの功績によって兮伯吉父はこの盤を作った。
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