六価クロムの検出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/29 02:36 UTC 版)
「クロム銅ヒ素系木材保存剤」の記事における「六価クロムの検出」の解説
六価クロムの検出試薬であるジフェニルカルバジド(IUPAC名 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド)を使用する。 まず廃木材に過酸化水素などの酸化剤を反応させ、経年劣化して生じた三価クロムを六価クロムに酸化させ、その後ジフェニルカルバジドを反応させて紫乃至ピンク色に発色させる。 この方法の難点は、ジフェニルカルバジドが非常に酸化劣化しやすく、事実上現場で試薬を調合する必要があり、実用性に乏しいことであった。尚、近年劣化の問題を克服した試薬も開発されてきている。
※この「六価クロムの検出」の解説は、「クロム銅ヒ素系木材保存剤」の解説の一部です。
「六価クロムの検出」を含む「クロム銅ヒ素系木材保存剤」の記事については、「クロム銅ヒ素系木材保存剤」の概要を参照ください。
- 六価クロムの検出のページへのリンク