八卦図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 05:42 UTC 版)
宋代になると伏羲の作ったとする八卦・六十四卦の次序や方位図が作られ、これを先天図という。連山・帰蔵に関しても先天図と同じ原理で次序と方位図が作られた。すなわち八卦について言えば、それぞれの首卦の一番上の爻(上爻)の陰陽を反転させ、そこでできる二卦の上から二番目の爻(中爻)の陰陽を反転させ、さらに以上の四卦の上から三番目の爻(下爻)の陰陽を反転させていくという順である。こうすると先天図は「乾坤震巽坎離艮兌」、連山は「艮坤巽坎離震乾兌」、帰蔵は「坤艮坎巽震離兌乾」となる。そして首卦を午(南・上)に置き、説卦伝の「天地定位、山沢通気、雷風相薄、水火不相射」に合わせて乾と坤、艮と兌、震と巽、坎と離が相対する方位に並べていくことで方位図が導き出される。以下がその八卦方位図である。六十四卦の次序および方位も同様の原理で導き出される。 伏羲先天八卦図兌 乾 巽 離 坎 震 坤 艮 連山八卦図坤 艮 離 巽 震 坎 兌 乾 帰蔵八卦図艮 坤 震 坎 離 巽 乾 兌 文王後天八卦図巽 離 坤 震 兌 艮 坎 乾
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