佐須奈村とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 佐須奈村の意味・解説 

佐須奈村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 20:26 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
さすなむら
佐須奈村
廃止日 1955年4月15日
廃止理由 新設合併・町制施行
仁田村佐須奈村上県町
現在の自治体 対馬市
廃止時点のデータ
日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
上県郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 3,584
国勢調査、1950年)
隣接自治体 上県郡上対馬町仁田村
佐須奈村役場
所在地 長崎県上県郡佐須奈村大字佐須奈乙981番地
座標 北緯34度38分25秒 東経129度23分47秒 / 北緯34.64039度 東経129.39636度 / 34.64039; 129.39636座標: 北緯34度38分25秒 東経129度23分47秒 / 北緯34.64039度 東経129.39636度 / 34.64039; 129.39636
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

佐須奈村(さすなむら)は、長崎県上県郡にあった村。1955年(昭和30年)に南隣[1]仁田村と合併し、上県町となった。

現在の対馬市上県町の北部にあたる。

地理

対馬島の北西部に位置する。

  • 山:御岳(雄岳、雌岳、平岳)、香ノ木山、太田隈山、七本松山、天狗山、千俵蒔山(井口岳)、ガウチ山、大久間山、念仏峠
  • 河川:佐護川、仁田ノ内川、中山川、美止々川、深山川、白石川、大江川
  • 港湾:佐須奈港、佐須奈湾

沿革

当村域の一帯について、中世は「佐護郡」および「豊崎郡」の各一部、近世は「佐護郷」および「豊崎郷」の各一部に属した[2][3][4][5][6]。また『津島記事』によれば、佐護郷内には8村[7]、豊崎郷内には枝村1村を含む18村[8]が属していたとされる[5][6]。佐護郷と豊崎郷は対馬島内の他の各郷とともに明治5年に廃止された[5][6]

  • 1908年(明治41年)4月1日 - 島嶼町村制施行により、佐須奈村・西津屋村・佐護村が合併し上県郡佐須奈村が発足[9]
  • 1955年(昭和30年)4月15日 - 仁田村と合併し町制施行。上県町が発足し、佐須奈村は自治体として消滅。

地名

大字を行政区域とする。

  • 佐護(さご)[10]
  • 佐須奈(さすな)[11]
  • 西津屋(にしつや)

名所・旧跡

  • 島大国魂神御子神社

佐須奈村出身の著名人

参考文献

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 1955年4月1日
  2. ^ 対馬6町合併のあゆみ 対馬6町合併協議会(総務省 合併デジタルアーカイブ)
  3. ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「佐護郡」
  4. ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「豊崎郡」
  5. ^ a b c 角川日本地名大辞典 42 長崎県「佐護郷」
  6. ^ a b c 角川日本地名大辞典 42 長崎県「豊崎郷」
  7. ^ 深山・仁田ノ内・恵古・井口・友谷・湊・佐須奈・玖須(久須)の各村からなる。上記のうち深山・仁田ノ内・恵古・井口・友谷・湊の6村は1876年(明治9年)に統合され、佐護村となった。
  8. ^ 西津屋・河内・左河内・大浦・鰐浦・豊・泉・西泊・古里・比田勝・網代・富浦・津和原(つわばる)・唐舟志・浜久須・大増・五根緒・舟志の各村からなる。幕末から明治初期までに左河内村は河内村に、津和原村は唐舟志村にそれぞれ統合されたものとみられる。
  9. ^ 長崎縣令第二十號『対馬の各町村合併及びその名称に関する件[1][2]』長崎県公報 明治41年3月25日付号外
  10. ^ 地内は東里・西里・南里・北里に分かれる。
  11. ^ 室町時代の文書には「佐須那」の表記も見られる。また現在の大字佐須奈において「佐須奈○○番地」「佐須奈○○番地」のように、住所上の地番の先頭に十干が付加されている。これは『津島紀事』に記載されている江戸時代までの佐須奈村の枝里である日吉(ひよし)と大地(おおち)の名残とみられ、甲はかつての大地とその周辺山間部、乙はかつての日吉とその周辺山間部の区域に比定される。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「佐須奈村」の関連用語

佐須奈村のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



佐須奈村のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの佐須奈村 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS