伊福部昭のモチーフによる讃とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 伊福部昭のモチーフによる讃の意味・解説 

伊福部昭のモチーフによる讃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 08:03 UTC 版)

伊福部昭のモチーフによる讃』(いふくべあきらのモチーフによるさん)は、作曲家伊福部昭のために1988年に作曲された管弦楽曲集で、9人の弟子たちによる9曲からなる。『伊福部昭・讃 : 9人の弟子達がそれぞれ贈る[1]、『9人の門弟が贈る<伊福部昭のモチーフによる「讃」>』[2]などとも表記される。

作曲の経緯

伊福部昭は1987年、勲三等瑞宝章を受章した[2]。これを讃える祝賀演奏会が1988年2月27日にサントリーホールで開催され、伊福部の弟子9人が師を讃える管弦楽曲をそれぞれ作曲し、献呈した[3]。初演プログラムには、9人の作曲家によるそれぞれの曲の解説が掲載されている[2]

構成

9曲のタイトルと作曲者は次の通り[1][注釈 1]

編成

全曲に共通の編成は、フルートオーボエクラリネットファゴットホルン2、トランペットティンパニピアノ、弦5部。原田作品には2番ピアノが任意で加わり、三木作品にはフルートの代わりにピッコロが、また打楽器に当り鉦が加わる[4]

初演

1988年2月27日、サントリーホール小ホールにて、石井眞木指揮、新星日本交響楽団有志[3]

楽譜

自筆スコアの複製が東京音楽大学付属図書館に所蔵されている[1]

脚注

注釈

  1. ^ 2004年の伊福部昭文化功労者顕彰お祝いコンサートでの曲順は、同プログラムによると、芥川→池野→石井→今井→原田→松村→眞鍋→三木→黛、であった。

脚注

  1. ^ a b c 伊福部昭・讃 : 9人の弟子達がそれぞれ贈る”. opac.tokyo-ondai-lib.jp. 2025年4月13日閲覧。
  2. ^ a b c 伊福部昭文化功労者顕彰お祝いコンサート(演奏会プログラム)』伊福部昭・文化功労者顕彰お祝いコンサート実行委員会、2004年2月1日、11-12頁http://www.nipponica.jp/concert/concert_history.htm#0062025年4月13日閲覧 
  3. ^ a b 伊福部先生の叙勲を祝う会”. サントリーホール (1988年2月27日). 2025年4月12日閲覧。
  4. ^ パート譜記載データによる。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  伊福部昭のモチーフによる讃のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伊福部昭のモチーフによる讃」の関連用語

伊福部昭のモチーフによる讃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伊福部昭のモチーフによる讃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伊福部昭のモチーフによる讃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS