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今井秀樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 00:59 UTC 版)

今井 秀樹(いまい ひでき、1943年 -)は、日本情報理論家、暗号研究者。現在は産業技術総合研究所(AIST)の情報セキュリティ研究センター(RCIS)の研究センター長と中央大学教授を務めている。島根県出身。顕著な業績には符号理論ブロック暗号設計、公開鍵暗号におけるものがある。

1977年、平川秀治とともに符号化マルチレベル信号変調方式を提案した。この方式は2進法の誤り訂正符号を使用し、その符号を組み合わせて送信信号を作る。この方式は今井・平川符号として知られている[1]

1971年に東京大学で電気工学Ph.D.を取得した。同年から1992年まで横浜国立大学の教員を務め、その後は東京大学の教員を務めた。1998年電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ会長[2]。2005年からRCISの研究センター長を務めている。2006年4月より中央大学の教授を務めている。

1992年にIEEEフェローとなり、2007年に国際暗号学会(IACR)フェローとなった[3]。指導学生に鄭玉良アラバマ大学バーミンガム校教授など[4]

2024年、瑞宝中綬章受章[5][6]

脚注

  1. ^ Imai, H.; Hirakawa, S.: A new multilevel coding method using error-correcting codes. Information Theory, IEEE Transactions on Volume 23, Issue 3, May 1977 Page(s):371 - 377
  2. ^ 平成10年度基礎・境界ソサイエティ会長挨拶 今井 秀樹 (東京大学)
  3. ^ IACR Fellow citation
  4. ^ No.11 (1991-07-09)SITAニューズレターアーカイブ
  5. ^ 『官報』号外259号、令和6年11月5日
  6. ^ 令和6年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 3 (2024年11月3日). 2024年11月6日閲覧。

外部リンク

先代
藤井信生
電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ会長
1998年 - 1999年
次代
石井六哉



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