仁王寺 (福島県会津美里町)とは? わかりやすく解説

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仁王寺 (福島県会津美里町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/15 00:56 UTC 版)

仁王寺
所在地 福島県大沼郡会津美里町吉田字村中甲167
位置 北緯37度25分53.2秒 東経139度48分29.8秒 / 北緯37.431444度 東経139.808278度 / 37.431444; 139.808278座標: 北緯37度25分53.2秒 東経139度48分29.8秒 / 北緯37.431444度 東経139.808278度 / 37.431444; 139.808278
山号 牛伏山
宗旨 天台宗
本尊 大日如来
創建年 大同2年(807年)
開山 伝・徳一
正式名 牛伏山 仁王寺
別称 大岩観音
札所等 会津三十三観音27番
法人番号 5380005008533
仁王寺
仁王寺 (福島県)
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仁王寺(にんのおじ)は福島県大沼郡会津美里町にある天台宗の寺院[1][2]山号は牛伏山[3]本尊大日如来

歴史

大同2年(807年)、徳一の開創と伝わる。境内には山門や江戸時代に建てられた薬師堂があり、安置される薬師如来は徳一の作と伝わっている。

明神ヶ岳西側の山中にある観音堂は、同じく大同2年に徳一によって開かれたと伝わり、徳一の作と伝わる聖観音[4]を安置する。かつては現在地のそばにある巨岩の上に堂が置かれていたが、寛永13年(1636年)に雪によって倒壊したため、寛文6年(1666年)に現在地に移された[5]会津三十三観音の27番札所・大岩観音(おおいわかんのん)として大岩集落の人々によって守られてきたが 、集落が廃されたのに加えて平成になってから豪雪によって堂が倒壊。現在ではトタン葺きの小堂となっている[6]

参考文献

  • 『新編会津風土記』雄山閣、1975年。 
  • 小島一男編 編 『会津三十三観音御詠歌』歴史春秋社、1978年。 
  • 宮崎十三八著 編 『会津の観音巡礼』恒文社、1996年7月30日。ISBN 4-7704-0881-1 
  • 全国霊場大事典 編纂室 編 『全国霊場大事典:全国霊場巡礼・巡拝案内』六月書房、2000年11月1日。ISBN 4-7952-3343-8 

脚注

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  1. ^ 全国霊場大辞典(2000)、pp.400 - 402
  2. ^ 全国天台宗寺院 データベース”. 天台宗. 2020年3月17日閲覧。
  3. ^ 会津三十三観音霊場”. 天台宗 会津天王寺 (2017年3月24日). 2020年3月17日閲覧。
  4. ^ 会津美里町 見どころ情報”. 会津美里町 産業振興課 商工観光係 (2019年4月22日). 2020年3月17日閲覧。
  5. ^ 会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~”. まいぷれ. 2020年3月15日閲覧。
  6. ^ 第二十七番札所 大岩観音”. 日本遺産 会津の三十三観音めぐり. 2020年3月17日閲覧。

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