人文思想における多島海
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 22:31 UTC 版)
人類学者の今福龍太は『群島—世界論』において、カリブ海出身の詩人エドゥアール・グリッサンなどを紹介しながら、「カリブ海の詩人たちは、どこに生まれようと、ついには群島的な出自を持つにいたる。それぞれの故郷である固有の島にたいする生得的な帰属は、あるとき、より広汎で接続的な、カリブ海島嶼地域全体にたいする帰属意識へと置き換えられる。そして彼らの住み処はこの多島海、この群島全体にひろがってゆく。」とカリブ海の詩と多島海との関係について考察している。
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