九条流摂家と近衛流摂家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/14 15:02 UTC 版)
詳細は「九条家」を参照 藤原忠通(道長の来孫)の六男・九条兼実を祖とする公家の家系を九条流という。その孫道家の3子教実・良実・実経はそれぞれ藤氏長者となり、九条家・二条家・一条家の祖となったため、以後はこの3摂家のことを総称して九条流摂家という。 同様に、藤原忠通の四男・近衛基実を祖とする家系を近衛流といい、その孫家実の2子兼経・兼平もそれぞれ藤氏長者となり、近衛家・鷹司家の祖となったため、以後はこの2摂家のことを総称して近衛流摂家という。 なお、九条兼実を祖とする九条流の九条家と、それが九条・二条・一条の3家に分裂した以後の九条家を区別するために、史家は後者のことをあえて「後九条家」と呼ぶこともあるが、これはあくまで用途が限られた便宜上の用語であって、歴史上そうした名称を九条家が使ったことも使われたこともない。近衛基実を祖とする近衛流の近衛家と、それが近衛・鷹司の2家に分裂した以後の近衛家を区別するために、史家は後者のことをあえて「後近衛家」と呼ぶこともあるのも同様である。
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