丸山電気石とは? わかりやすく解説

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まるやま‐でんきせき【丸山電気石】

読み方:まるやまでんきせき

電気石一種。超高圧下の変成帯生成しダイヤモンド微小結晶を含む。名称は、平成26年2014)にカザフスタン共和国丸山茂徳が同鉱物発見したことに由来するマルヤマアイト


丸山電気石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 07:42 UTC 版)

丸山電気石(まるやまでんきせき、英:Maruyamaite[1][2]、マルヤマアイト)とは、カザフスタンのコクチェタフで発見された新鉱物[1][2]。理想化学組成は、K(MgAl2)(Al5Mg)(BO3)3(Si6O18)(OH)3O[1][2]。丸山電気石の名前は、プルームテクトニクスの提唱などの功績を残し、コクチェタフ超高圧変成帯研究プロジェクトのリーダーでもあった、丸山茂徳にちなんだ名前である[1][2]

模式地においては、電気石を約20%含む超高圧変成岩中に顕微鏡レベルで産出し、色は薄い褐色から褐色、モース硬度は7。

カリウムを多量に含んだ世界中でも非常にまれな電気石で[1][2]、ダイヤモンドと共存できるほどの高圧下でも安定な電気石である[1][2]早稲田大学の清水連太郎(創造理工学研究科)と小笠原義秀(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)により発見され[1][2]カナダマニトバ大学のF.C. Hawthorne教授らが構造解析を行った。高圧条件下で形成されるダイヤモンドと共存する電気石は、世界で初めての発見であった[1][2]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 新鉱物発見、maruyamaite(丸山電気石)と命名 ―世界初、ダイヤモンドと共存し、カリウムを多量に含む特殊な電気石―”. 東京工業大学. 2023年1月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 新鉱物発見、maruyamaite(丸山電気石)と命名”. 早稲田大学東京工業大学. 2023年1月10日閲覧。

関連項目

外部リンク


丸山電気石 (maruyamaite)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:49 UTC 版)

トルマリン」の記事における「丸山電気石 (maruyamaite)」の解説

K(MgAl2)(Al5Mg)(BO3)3(Si6O18)(OH)3O。ダイヤモンド共存する。名前は丸山茂徳にちなむ。

※この「丸山電気石 (maruyamaite)」の解説は、「トルマリン」の解説の一部です。
「丸山電気石 (maruyamaite)」を含む「トルマリン」の記事については、「トルマリン」の概要を参照ください。

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