ござとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > 茣蓙 > ござの意味・解説 

ござ

(上敷 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 10:24 UTC 版)

ござ(茣蓙、蓙)は、草茎を織ることによって作られた敷物[1]。一般にはイグサで織ったものを指す。構造は畳表とほぼ同じ。

概要

今日では材料の藺草(いぐさ)は狭義のイグサであるイグサ科が多く栽培され、主に用いられるが、かつては大型のカヤツリグサ科の野生植物であるシチトウイカンエンガヤツリフトイなどもよく用いられた。アイヌは、キナ(ゴザ)の原料にガマを用いた。そのためアイヌ語で「キナ」の語は、「草」「ガマ」「ゴザ」それぞれを指す。

(むしろ)の一種であるが、こちらは(わら)を材料とするものを指すことが多い(ただしイグサ製品のものもある)。畳が普及する以前の庶民の家では一般的な敷物であった。語源は「御座」(貴人の席の意)で、御座に敷く物の意味であった。

使いかたとしては室内で絨毯のように常時敷くこともあれば、丸めて携帯し、屋外で一時的に敷くこともある(運動会、花見など)。ただ現代では、屋外の場合はより耐久性の高いビニールシート(特にブルーシート)などの代替品が使われることも多い。

ござには、花などの模様を織り込んだものもあり、これを花ござという。また、夏場の就寝時の涼をとるため布団の上などに敷いて使うものを寝ござという。

上敷

家屋において畳の上に敷く場合には上敷(うわしき、うわじき)と呼ぶ。主として縁付きの柄無しで作られ、畳の上に敷いて縁の部分を上敷鋲で留めて用いられる。縁の向きが一方方向に向いているため、部屋を広く感じさせる視覚効果がある。畳替えの頻度を少なくさせ、両面使うことができる。

い草カーペット

フローリングなどの上に敷くためのものにい草カーペットがある。補強のために裏面をフェルトウレタンなどで裏打ちしたものも多く、部屋全体に敷き詰められるように部屋の間取りにあわせてカットできるものもある(カットした線に合わせて縁の部分を後から貼り付けられるようにテープ状にしたものもある)。

出典

関連項目





ござと同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」からござを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からござを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からござ を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ござ」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
茣蓙筵 デジタル大辞泉
100% |||||

5
寝茣蓙 デジタル大辞泉
100% |||||

6
盆茣蓙 デジタル大辞泉
100% |||||

7
茣蓙目 デジタル大辞泉
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

ござのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ござのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのござ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS