三ボウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/25 04:45 UTC 版)
かつて寄席においては、どんな階層の観客にも不快をもよおさせない、とされるネタの主題が規定され、それぞれの語尾から「三ボウ」と呼ばれた。 泥棒 - どんなに悪く言っても、自ら名乗り出るがごとく怒鳴り込んで来る泥棒はいない。 けちん坊 - わざわざ金を出して噺を聴きに来る客に、ケチな人はいない。 つんぼう(つんぼ) - 耳の聞こえない者は落語を聴きに来ない。 この演目のマクラには、よくこの「三ボウ」の紹介が用いられたが、「つんぼ」がいわゆる放送禁止用語となっていて、手話落語が演じられている今日では、差し障りがないとは言いがたく、あまり口演されない。
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