ヴンストルフ - ブレーマーハーフェン線とは? わかりやすく解説

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ヴンストルフ - ブレーマーハーフェン線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/05 03:14 UTC 版)

基本情報
ドイツ
所在地 ニーダーザクセン州ブレーメン州
路線記号 1740
路線番号 380 (DB)
開業 1847年12月12日
全通 1896年6月1日
運営者 ドイツ鉄道
路線諸元
路線距離 171 km
軌間 1435 mm(標準軌
線路数 複線
複線区間 全線
電化区間 全線
電化方式 15 kV 16.7 Hz(交流
最大勾配 20 ‰
保安装置 PZB
最高速度 160 km/h
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
ハノーファー - ハム線
21.2 ヴンストルフ
ハノーファー - ハム線 (S1)
国道B441
ヴンストルフ西信号場
旧ヴンストルフ - ウーフテ線
ヴェストアウエ川
26.9 ポゲンハーゲン
ヴンストルフ飛行場連結線
国道B442
31.0 ノイシュタット(リューベンベルゲ)
国道B442
国道B6
36.1 アイルヴェーゼ
39.6 ハーゲン(ハノーファー)
40.2 ハーゲン(ハノーファー)信号場 旧旅客駅
46.3 リンスブルク
ニーンブルク - ミンデン線
国道B6
国道B215
55.3 ニーンブルク(ヴェーザー) S2終着駅
産業団地連絡線
国道B215
国道B6
ラーデン - ニーンブルク線
61.2 ロールゼン(ニーンブルク近郊)信号場
国道B215
71.0 アイストループ
アイストループ - ジーケ線
バルメ産業団地連絡線
78.2 ドェルフェルデン
旧ツェレ - ヴァーネベルゲン線
83.3 ヴァーネベルゲン 渡り線・旧普通駅
アラー川 (375 m鉄道橋)
フェルデン - ヴァルスローデ線
86.6 フェルデン(アラー) RS1, RS6終着駅
国道B215
フェルデン - ローテンブルク線 (RS6)
ユールツェン - ラングヴェーデル線
93.8 ラングヴェーデル
99.2 エーテルゼン
102.2 バーデン(フェルデン郡)
105.7 アヒム
自動車道A1
ニーダーザクセン州 / ブレーメン都市州
111.8 ブレーメンマーンドルフ
ブレーメン東貨物線 (DB1404)
ブレーメンゼーバルツブリュック車両基地
ベンツ工場方面
116.7 ブレーメンゼーバルツブリュック
連絡線
ヴァンネアイケル - ハンブルク線
連絡線
ヴァンネアイケル - ハンブルク線
122.3 ブレーメン中央駅
ブレーメン - オルデンブルク線
Oldenburger Kurve
ヴァンネアイケル - ハンブルク線
国道B6
連絡線 (DB 1412)
125.3 ブレーメンヴァレ 8 m
連絡線 (DB 1412)
ブレーメン操車場
130.1 オスレプスハウゼン 7 m
ブレーメン港、製鉄所方面
自動車道A281
レーズーム川
133.6 ブルク 6 m
ブルク - フェーゲーザック線
自動車道A27
ブレーメン都市州 / ニーダーザクセン州
138.2 リッターフーデ 旧普通駅 15 m
143.4 オスターホルツ=シャルムベック 15 m
ブレーマーフェルデ - オスターホルツ=シャルムベック線
国道B74
旧クレイバラック方面戦車線路
150.3 オルデンビュッテル
旧リュバーシュテット空軍軍需工場方面
157.2 リュバーシュテット 21 m
164.2 シュトゥベン 8 m
ルーネ川
169.4 ルーネシュテット 旧普通駅 6 m
176.3 ロクスシュテット 旧普通駅 6 m
B71
自動車道A27
ロール川
ブーフホルツ - ブレーマーハーフェン線
旧ニーダーヴェーザー鉄道
181.1 ブレーマーハーフェンヴルスドルフ
魚市場港方面
1914年移設区間
旧ブレーマーハーフェン - クックスハーフェン線
184.2 ゲーステミュンデ旧駅
  • 出典: ドイツ鉄道地図[1]

ヴンストルフ - ブレーマーハーフェン線ドイツ語: Bahnstrecke Wunstorf–Bremerhaven)はドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ハノーファー都市圏のヴンストルフ駅ブレーメン都市州ブレーマーハーフェンの港駅を結ぶ、複線・電化の幹線鉄道である。この路線はハノーファー - ハム線から分岐して、経路上の距離はハノーヴァー中央駅から測定されている。ヴンストルフ - ブレーメン間では国際鉄道移動通信システムが備えられている。

歴史

ハノーファー - ブレーメン間はハノーファー王立鉄道ハンザ都市ブレーメンの出資で建設されて、起点はプロイセンの要請と異なってミンデンではなくヴンストルフとして決定された。ヴンストルフ - ブレーメン間は1847年12月12日に開業されて、ブレーメン港湾およびオランダ港湾から南ドイツまでの鉄道輸送路の一つとなった。1857年に2番目の線路がヴンストルフ - ブレーメン間に設置された[2]

ブレーメン - ブレーマーハーフェン間経路はハノーファー王国とハンザ都市ブレーメンの論議・妥協の過程で決定された。ブレーメンは1850年頃フェーゲザック・ブルーメンタールを貫通する短距離経路を要求した。ハノーファーはレーズム、シャルムベック、ベーヴァーシュテット経由の路線を選んだ。ベーヴァーシュテットでハンブルク方面の分岐鉄道建設は可能で、ゲーステミュンデを冬の港として活用する利点があった。ブレーメンはブレーメン - ブレーマーハーフェン間現在の地方道L135と大体平行する中間経路線の折衷案を出したことで、シュトゥベン・ロクスシュテットを経由する路線が採択された。

1862年1月23日にブレーメン - ゲーステミュンデ間およびゲーステミュンデ - ブレーマーハーフェン間貨物輸送向けの路線がブレーメン=ゲーステ鉄道として開通された[3]。1867年にブレーメン - オルデンブルク間の開通でブレーメン駅は鉄道交通の拠点となった。

1896年6月1日にゲーステミュン - クックスハーフェン間はプロイセン王立鉄道により開通されて[4]、後でブレーマーハーフェン - シュペッケンビュッテル信号場間はこの路線に編入された[5]。1914年3月にブレーマーハーフェン駅舎が現在の位置で開業された[6]

1945年4月13日にアラー川の鉄道橋がイギリス軍の進軍を防ぐ目的で爆破された。1950年12月に破壊された主桁は鉄製ビームで改築された[7]

1964年12月14日にハノーファー - ブレーメン間の電気運転が可能となった[8]

2012年から2015年までアラー川鉄道橋は、既存橋梁からおよそ14 m東向けの地点に再び建設された。新橋梁では七つ橋脚が設置されて、アラー川両岸の橋脚間距離は最長の80 mである[9]

運行形態

ICE25列車はブレーメン - ハノーファー間に120分間隔で走行する[10]。地域輸送の場合、アイストループ - ブレーマーハーフェンレーエ間はブレーメン=ニーダーザクセン運輸連合(Verkehrsverbund Bremen/Niedersachsen, VBN)の運賃制適用区間である[11]

  • IC: ハノーヴァー - ニーンブルク - フェルデン - ブレーメン - オルデンブルク - レール - エムデン。120分ごとに運行[10]
  • 快速列車(RE 1): ハノーヴァー - ヴンストルフ - ノイシュタット - ニーンブルク - アイストループ - ドェルフェルデン - フェルデン - アヒム - マーンドルフ - ブレーメン - オルデンブルク - レール - エムデン。120分ごとに運行[10]
  • Sバーン(S 2): ハステ - ヴェーツェン - ハノーヴァー - ヴンストルフ - ポゲンハーゲン - ノイシュタット - アイルヴェーゼ - ハーゲン - リンスブルク - ニーンブルク。60分ごとに運行[10]
  • Sバーン(RS 1): フェルデン - ラングヴェーデル - エーテルゼン - バーデン - アヒム - マーンドルフ - ゼーバルツブリュック - ブレーメン - ヴァレ - オスレプスハウゼン - ブルク - フェーゲザック - ファルゲ。15分/30分ごとに運行。
  • Sバーン(RS 2): トヴィストリンゲン - ジーケ - キルヒヴァイエ - ブレーメン - ブルク - リッターフーデ - オスターホルツ=シャルムベック - オルデンビュッテル - リュバーシュテット - シュトゥベン - ルーネシュテット - ロクスシュテット - ヴルスドルフ - ブレーマーハーフェン - レーエ。60分ごとに運行。

参考文献

  • Walter Bollen (2006) (ドイツ語). Bahnhof am Meer: Die Eisenbahn an der Unterweser. Bremen: Hausschild Verlag. ISBN 978-3-897573-43-7 

外部リンク

脚注

  1. ^ (ドイツ語) Eisenbahnatlas Deutschland (9th ed.). Aachen: Schweers+Wall. (2014). ISBN 978-3-89494-145-1 
  2. ^ Hans Wolfgang Rogl; Ludger Kenning (1998) (ドイツ語). Die Steinhuder Meer-Bahn. Nordhorn: Kenning. p. 58. ISBN 3-927587-90-7 
  3. ^ “Anzeiger: Kgl. Hannoversche Staatseisenbahn. Eröffnung der Bremen-Geeste Bahn” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 7): p. 58. (1862年1月22日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb10934031?page=78,79  {{cite news}}: |issue=に余分の文字が入力されています。 (説明)
  4. ^ “Mittheilungen über Vereinsangelegenheiten” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 44): p. 385. (1896年6月6日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb11785937?page=506,507  {{cite news}}: |issue=に余分の文字が入力されています。 (説明)
  5. ^ (比較) “Aus dem Deutschen Reich: Betriebseröffnungen” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 36): p. 329. (1896年5月6日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb11785937?page=436,437  {{cite news}}: |issue=に余分の文字が入力されています。 (説明)
  6. ^ Entwicklung der Bahnhöfe” (ドイツ語). Stadt Bremerhaven. 2025年9月30日閲覧。
  7. ^ Erich Schwinge (2015年10月27日). “Die neue Brücke: Schienenverkehr überAller und Wätern bei Verden”. Kreiszeitung Verlagsgesellschaft mbH & Co. KG. 2025年9月26日閲覧。
  8. ^ Bundesbahndirektion Hannover, ed (ドイツ語). 1843 - 1983: 140 Jahre Eisenbahndirektion Hannover. Hannover 
  9. ^ Andreas Keil; Thomas Fackler; Tobias Steigerwald (2015). “Die neue Alterbrücke bei Verden” (ドイツ語). Bautechnik Band 92 (Heft 2): pp. 116-122. 
  10. ^ a b c d Elektronischesn Kursbuch: Streckennummer 380” (ドイツ語). Deutsche Bahn AG. 2025年9月27日閲覧。
  11. ^ Tarifbestimmungen: Tarifplan” (ドイツ語). Verkehrsverbund Bremen/ Niedersachsen GmbH. 2025年9月30日閲覧。



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