ヴィンツェント・リューベックとは? わかりやすく解説

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ヴィンツェント・リューベック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 21:48 UTC 版)

ヴィンツェント・リューベック
Vincent Lübeck
基本情報
生誕 1654年
ドイツ、パディングビュッテル
死没 1740年2月9日
ドイツハンブルク
職業 作曲家、オルガニスト
活動期間 盛期バロック

ヴィンツェント・リューベックVincent Lübeck 1654年 ブレーメン近郊パディングビュッテル - 1740年2月9日 ハンブルク)はドイツ盛期バロック音楽作曲家オルガニスト。同名の父親もオルガニストで、息子も同名(したがって3代続けてヴィンツェントと名乗った)。リューベックの姓は、当時の北ドイツの商業音楽の中心地、リューベックに由来する。

小惑星(5108) Lubeckはリューベックに因んで命名された[1]

生涯

少年時代をフレンスブルクに過ごす。1675年シュターデのオルガニストとなり、演奏家・作曲家・教師として名声を勝ち得る。1702年ハンブルクの聖ニコライ教会に地位を得、終生にわたってこの座にあった(最晩年には同名の息子の輔佐を受けた)。この教会のパイプオルガンは、名匠アルプ・シュニットガーによって建造された、世界で最も美麗なオルガンの一つであった(ただし1842年の大火災により焼失)。

バッハは青年時代にハンブルクを訪ねた折に、ラインケンだけでなく、リューベックの演奏にも触れており、バッハの初期のオルガン作品には、両者の影響が歴然としている(またバッハは後年、リューベックやクーナウと同じく、自作の『クラヴィーア練習曲集』を世に送り出している)。

作品

長い生涯のわりに、ごく僅かな作品数しか現存しない。記念碑的なコラール《主イエス・キリストよ、われ汝の名を呼ぶ "Ich ruf zu Dir Herr Jesu Christ"》と6曲の《前奏曲とフーガ》のほか、4つのカンタータコンチェルタート様式による1つのモテットがあり、チェンバロのための『クラヴィーア練習曲集』には《組曲ト長調》が含まれている。

脚注

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