ヴァルダリス風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 13:04 UTC 版)
川の渓谷はvardhárisあるいはヴァルダレツ(Вардарец / vardarec)と呼ばれ、北からの谷風の通り道となっており、テッサロニキ周辺に冷涼な空気を送り込んでいる。これは東ヨーロッパの気圧がエーゲ海よりも高い場合に起き、冬季によく起こる地方風の一種で、ヴァルダリスと呼ばれる(類似の現象に、フランスのミストラルがある)。ヴァルダリスは特にギリシャ領内において、局所的でとても強い風である。ヴァルダリスははじめは緩やかな北風であるが、ギリシャとマケドニア共和国を分ける高い山脈によって、一気に風はヴァルダル渓谷に集束し、強風となってテッサロニキ、アクシオス・デルタに吹き込む。
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