ワン・オクロック・ジャンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 05:48 UTC 版)
「ワン・オクロック・ジャンプ」 | |
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楽曲 | |
英語名 | One O'Clock Jump |
出版 | 1937年 |
作曲者 | カウント・ベイシー |
「ワン・オクロック・ジャンプ」(原題:One O'Clock Jump)は、1937年にカウント・ベイシーが作曲した楽曲[1]。ベイシーの代表曲の一つとしても知られる。[要出典]
概要
1936年よりシカゴからニューヨーク市へ拠点を移したカウント・ベイシーが翌1937年に発表した楽曲[2]。躍動的で特徴的なリフ・テーマによって、ベイシーの名を一躍有名にした楽曲である[2]。
解説
本曲はブルース形式で作られており、12章節で1コーラスとなっている[3]。メロディはごく短いものが1つだけで、1つのメロディをアンサンブルで延々と繰り返し、曲を回転させて演奏時間を延ばすリフレイン形式による音楽であり、このスタイルを「カンザス・リフ」とも呼ぶ[3]。
主な録音アーティスト
- カウント・ベイシー
- ベニー・グッドマン
- ハリー・ジェイムス
- オスカー・ピーターソン[4]
- デューク・エリントン
- バディ・リッチ
- テディ・ウィルソン
- レッド・ガーランド[5]
- レスター・ヤング
- 原信夫とシャープス&フラッツ[6]
出典
- ^ “Jazz Standards Songs and Instrumentals (One O'clock Jump)”. www.jazzstandards.com. 2025年6月10日閲覧。
- ^ a b 山本加奈子、及川亮子「カウント・ベイシー」『マンガでわかるジャズ:歴史からミュージシャン、専門用語などを楽しく解説!』誠文堂新光社、2018年、160-161頁。ISBN 978-4416618554。
- ^ a b 菊地成孔、大谷能生「♪ Count Basie Orchestra 《One O'clock Jump》」『M/D』 上、河出書房新社、2011年。 ISBN 978-4309410968。
- ^ (英語) Oscar Peterson - Oscar Peterson Plays Count Basie, (1956) 2025年6月10日閲覧。
- ^ “Red Garland Catalog”. www.jazzdisco.org. 2025年6月10日閲覧。
- ^ “ビッグ・バンドの挑戦 /原信夫とシャープス フラッツ | ジャズ資料館 レコード/CD詳細”. jazzshiryokan.net. 2025年6月10日閲覧。
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