ロベルト・ライニックとは? わかりやすく解説

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ロベルト・ライニック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 00:51 UTC 版)

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ロベルト・ライニック
Robert Reinick
Carl Mayerによる肖像画
生誕 1805年2月22日
現ポーランド,グダニスク
死没 1852年2月7日
ドイツ,ドレスデン
ライニックの絵画『少女像』

ロベルト・ライニック(Robert Reinick、1805年2月22日 - 1852年2月7日)はドイツの画家、詩人である。

略歴

グダニスクで生まれた。1825年からベルリンの美術アカデミーに入学し、肖像画、風俗画を得意とするカール・ヨーゼフ・ベガスに学んだ。ベルリンでは文学者のアーデルベルト・フォン・シャミッソー(1781-1838)やヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ(1788-1857)といった人々の知己を得た。1831年からデュッセルドルフ美術アカデミーに移り、フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フォン・シャドーのもとで修行を続け、イタリアにも旅した。

1844年に結婚し、その後、ドレスデンに住み、詩人や翻訳者、画家として働いた。ライニックの付き合った知識人には、歴史家のクグラー(Franz Kugler)、画家のフォン・オーア(Theobald von Oer)やアルフレート・レーテル(Alfred Rethel)、版画家のビュルクナー(Hugo Bürkner)、音楽家のシューマンや、ワーグナーフェルディナント・ヒラーらがいた。

詩人、文学者としては、ヒラーの歌劇『コンラーディン』(Conradin、1847年初演)の脚本を書き、シューマンの作曲した『ゲノフェーファ』 の脚本を書いたが、『ゲノフェーファ』の台本はシューマンに気に入られず、シューマンによって書き改められた。

ヨハン・ペーター・ヘーベルアレマン方言による詩を標準ドイツ語に翻訳した。

参考文献

  • Johannes Höffner (Hrsg.): Aus Biedermeiertagen. Briefe Robert Reinicks und seiner Freunde. Verlag Velhagen und Klasing, 1910
  • F. Schnorr von Carolsfeld (1889), "Reinick, Robert", Allgemeine Deutsche Biographie (ADB) (ドイツ語), 28, Leipzig: Duncker & Humblot, pp. 86–
  • Robert Reinicks Vermarktung der Lieder eines Malers mit Randzeichnungen seiner Freunde. In: Nadine Müller: Kunst & Marketing. Selbstvermarktung von Künstlern der Düsseldorfer Malerschule und das Düsseldorfer Vermarktungssystem 1826–1869. Dissertation, Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf. Verlag Schnell & Steiner, Regensburg 2010, ISBN 978-3-7954-2342-1, S. 153–193.



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